北浜中学校が
 圧倒的な力で優勝。

第7回聖隷クリストファーカップ中学校女子ソフトボール大会

第7回聖隷クリストファーカップ
中学校女子ソフトボール大会

平成30年1月27日、28日の2日間にわたって、『第7回聖隷クリストファーカップ中学校女子ソフトボール大会』が聖隷クリストファー高校ソフトボール場をメイン会場に開催された。

この大会に参加したのは、新人戦の県大会でベスト4進出を果たした北浜中学校と、ベスト8の開成中学校、浜松地区大会優勝の浜北北部中学校をはじめ、北星中学校、湖東中学校、笠井中学校、細江中学校、曳馬中学校の8校に、三ヶ日中学校と白須賀中学校、中郡中学校と北部中学校の2つの合同チームを加えた計10チーム。

コールドゲームが続く中、準決勝まで駒を進めたのは、北浜中と中郡中・北部中合同、開成中、浜北北部中の4チーム。

準決勝第1試合は、北浜中と中郡中・北部中合同が対戦。初戦で2ケタ得点のコールド勝ちを収めてきた両チームの対戦となったが、県ベスト4の北浜中が、その実力を見せつけ、7対0と中郡中・北部中合同に付け入るすきを与えず、コールド勝ち。決勝進出を果たした。

準決勝第2試合は、開成中と浜北北部中が対戦。接戦になるかと思われたが、3連覇を狙う浜北北部中が、試合巧者ぶりを発揮し、10対3で開成中をコールドで下し、決勝進出を果たした。

決勝戦は、北浜中対浜北北部中の“浜北対決”となった。

試合は、浜北北部中の攻撃でプレイボール。1回表、浜北北部中は、先頭打者が内野安打で出塁すると、すかさず盗塁を決め、ノーアウト2塁のチャンスを作る。しかし、ここで立ちふさがったのが14歳以下日本代表に選出された北浜中エース。続く打者をショートゴロに仕留めると、3番、4番を三振に切って取り、無失点でこの回を乗り切った。

チャンスを逃した浜北北部中だったが、その裏の北浜中の攻撃を三者凡退に抑え、両チームとも上々の立ち上がりを見せる。

試合が動いたのは、2回。浜北北部中の攻撃を三者凡退に抑えた北浜中の攻撃。2本のヒットとエラーでノーアウト満塁のチャンスを迎えると、レフトへのクリーンヒットで先制点を挙げる。続く打者がライトゴロに倒れるも、この間に3塁ランナーが生還して2点目。その後も足を絡めた攻撃で、この回一挙5点を挙げ、試合の流れを掴む。

何とか追い付きたい浜北北部中だが、日本屈指の剛腕投手を擁する北浜中の守備力の前に、チャンスを作ることができない。さらに勢いづく北浜中は、3回裏に9点を挙げ、14対0と試合を決定づける。試合は、このままコールドで幕を閉じ、北浜中が3試合で39得点、無失点という圧倒的な力で優勝を飾った。

今大会は、全体的に大差のついた試合が多かった。
その中でも、北浜中の力は群を抜いていた。たった10人ではあるが、投手力、守備力、打撃力、どれを取っても他校を圧倒的に凌駕していた。

夏まで4ヶ月。
県トップレベルである北浜中の実力を体感したチームは、これからどうするべきかが見えてきたのではないだろうか。

追いかけるチーム、追いかけられるチーム。それぞれが、より高みを目指して切磋琢磨していってほしいと思う。

敗れはしたが、浜北北部中が見せた、最後まで全員で声を出して、諦めずに戦う姿勢は、これから先、欠かせない力となる。そういった部分も含めたチームの総合力が問われるだろう。技術力、精神力、チームの体制、全てを見つめ直し、どのチームも万全の状態で最後の夏を迎えてほしいと思う。

第7回聖隷クリストファーカップ中学校女子ソフトボール大会 第7回聖隷クリストファーカップ中学校女子ソフトボール大会 聖隷クリストファー 発行予定




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