一戦全力、全開。悔いのない最後の夏を。

可美中学校江南中学校 野球部合同
昨年までは、単独チームで大会に参加していた可美中学校と江南中学校。昨夏の大会以降、江南中の部員不足を受け、合同チームとして活動をスタートした。
江南中は、元々部員数が少なかったこと、昨年新入部員が入らなかったこともあり、昨夏の大会前から野球部の廃部が決まっていた。大会後には、在籍していた部員たちが他のクラブへ移ったり、他の競技に移ったりとそれぞれに道を模索し、自分の進む道を決めた。
そんな中、唯一最後まで野球部に残ることを決めたのが、近藤歩未さん。江南中最後の野球部員であり、チーム唯一の女子部員だ。近藤さんは、「小学生から野球を始めて、中学でも野球がやりたくて、この学校に来ました。高校で野球をやるかはわからないけど、中学までは頑張ろうと決めていたので、途中で辞めるという選択はありませんでした」と話す。
そんな彼女を受け入れてくれたのが、可美中野球部の仲間たち。
3年の立石さとしくんは、「人数も少なかったし、僕たち3年生は、中学から野球を始めました。なので、経験者の選手が増えることは戦力的にもプラスですし、一緒に戦う仲間が増えることは、素直に嬉しかったです」と話す。同じく3年の辻岡樹輝くんは、「3年間の集大成として、全力でプレーしたいです。そして、この一年間一緒に戦ってきた仲間たちと笑って終われるよう、悔いのない夏にしたいです」と話した。
一年限りの合同チーム。チームの合言葉は、『一戦全力、全開』。笑顔で夏を終えるために、最後まで全力で突っ走る。





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