居るべき場所へ帰還
5年連続の全国へ
浜松修学舎中学校 男子卓球部
今年で創部5年目にも関わらず、名門校として全国にその名を轟かす浜松修学舎中学校。
これまで、新人戦県大会3連覇、中体連夏季県大会4連覇と、圧倒的な強さを見せつけてきた。
新チームとなり迎えた新人戦。浜松地区大会、西部大会と順調に優勝し、大会4連覇を懸けて挑んだ県大会。決勝までは順調に勝ち上がったものの、決勝戦で“まさか”の敗戦を喫し、準優勝という結果に終わった。
他のチームであれば素晴らしい成績なのだが、修学舎中の場合は“物足りない”という表現になる。
今年は、主将の高橋有力くんを中心に元気良くまとまっているのがチームの特徴。
みんなが声を出し、お互いを励まし合いながら共に成長していける雰囲気を作ってきた。
ただ、仲良しとはいえライバル。
実力者が集まる名門校ならではの激しいレギュラー争いが当然ある。レギュラーとなった選手は、他の部員の想いと部の誇りを背負って戦うことの重みを十分に理解し試合に挑み、学校生活では、模範となるような振る舞いに徹している。
今後は、勝負どころで確実にポイントが取れるよう、反復練習を繰り返し、フォアハンドの精度を上げていくことに重点を置くという。
厳しい練習の先に見据えるのは、五年連続となる全国大会出場、そして初となる全国制覇。これまで常に県の頂点に君臨してきた王者が、初めてその座を明け渡した。負けるのは一度だけで十分。敗戦をバネに、ひと回り強くなった前年度の県王者が、居るべき場所への帰還を目指す。