女子は北浜中が、男子は細江中が優勝。
全国中学校駅伝競走大会 静岡県西部地区予選
駅伝シーズンの始まりを告げたのは、10月16日にエコパスタジアムで行われた『全国中学校駅伝競走大会』の静岡県西部地区予選。出場したのは、静岡県西部地区の男子49校と女子51校。エコパスタジアムをスタートし、スタジアム外に設営されたコースを走り、スタジアムに戻る特設コース。男子は、18.4
kmを6人で、女子は12.4
kmを5人でタスキをつなぎ、男女それぞれ上位8校に県大会への出場権が与えられる。
女子の1区では、前回王者の細江中学校、前々回まで5連覇の北浜中学校が注目を集める中、トップで戻ってきたのは開成中学校。鈴木結莉乃さんが2位に6秒、3位に29秒の差をつける力走を見せ、トップでタスキをつないだ。2区では、1区でトップに43秒と差をつけられた北浜中が猛追。大杉彩稀さんが区間賞の走りで一気に巻き返し、トップで3区へ。3区、4区でも区間賞を獲得した北浜中は独走態勢に入り、そのままトップでゴール。2年ぶりに西部王者に輝いた。
続く男子の部。1区では小野真和くん(都田)がトップでタスキをつなぐ。2区では小田大雅くん(北浜)が区間賞の走りでトップに躍り出た。しかし、ここから圧巻の走りを見せたのは細江中。3区の渡邊大輔くんが区間賞の走りでトップに立つと、4区、5区、6区でも区間賞を獲得。4人が区間賞を獲得する快走を見せた細江中が、2位に1分以上の差をつける圧倒的なレースを見せてフィニッシュ。西部王者の座を掴み、県制覇に向けて完璧なレースを展開した。2位には北浜中、3位には最後まで崩れることなく、順位を維持し続けた南部中が入った。
11月14日に行われた県大会。女子の1区では、細江中が2位、開成中が3位、北浜中が4位で2区へ。ここから北浜中と細江中がデッドヒート。2区、3区、4区、5区の全てで区間賞を獲得した北浜中が、追いすがる細江中を振り切り1位でゴール。悲願の初優勝を果たした。
男子の部では、序盤に出遅れた細江中が、後半巻き返す。3区でトップと21秒差の3位につけると、じりじりと追い上げ、5区でトップに立つ。その後もリードを広げ続けた細江中が1位でゴールテープを切り、大会初優勝を果たした。優勝した2校は、12月19日に行われた全国大会に出場。細江中が9位、北浜中が18位という成績を収めた。