勝つことで得た経験。
貪欲に勝利を目指す。
篠原中学校
野球部
新人戦の浜松地区大会で、実に2年ぶりとなる公式戦での勝利を挙げた篠原中学校。4人の3年生が抜け、現在は、2年生7名、1年生5名の12名で活動している。
選手の半数が中学から野球を始めた選手ばかりのため、練習では基礎を中心に技術アップを目指している。
監督の根木先生は、チームについてこう話す。
「戦う姿勢、取り組む姿勢、全てにおいて他校に劣っていました。これは、技術以前の問題です。春からはまず、そこを徹底的に改善することを始めました。徐々に戦えるチームに変わってきて、夏は残念ながら勝てませんでしたが、新人戦では勝つことができた。選手たちも勝つこと、勝負することの楽しさを少しですが、感じてくれたと思います。ここからが本当のスタートだと思っています」
キャプテンの榊原稜太くんは、「僕もそうですが、初心者が多いチームです。なので、勝つことよりも楽しくやるということを一番に活動してきました。でも、新人戦で初めて公式戦で勝つことができて、その時は実感がなかったのですが、整列して挨拶する時に応援席やベンチから声を掛けてもらって、勝つってこういうことなんだと思いました。勝つ喜びを知ってしまったので、やっぱりまた味わいたい。やるからには勝ちを目指してやっていきたいと思っています」と話す。
新人戦の浜松地区大会で13位になり、西部大会へ進出。
初戦で菊川西中学校に敗れたが、初の西部大会という舞台を経験した。
ここからが本当の戦い。
勝利の味を知った選手たちは、貪欲に勝利を目指していく。
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