硬式球に慣れ、高校野球でも活躍してほしいと中学3年生を対象に開催されている『硬式野球教室湖西ベースボールクリニック』。湖西市を拠点に平成19年から行われている教室の模様をご紹介する。
中学3年生を対象に 硬式野球教室を開催。
【教室紹介】硬式野球教室 湖西ベースボールクリニック
平成19年から活動を開始し、現在も続く硬式野球教室『湖西ベースボールクリニック(KBC)』。部活動・クラブチームを引退した中学3年生を対象に開催し、当初は湖西市の選手が中心だったが、今では浜松市から参加している選手も多く、活動の輪は広がりを見せている。
例年9月頃から活動を開始し、硬式野球の基本を教え、高校野球という次のステージへ進む選手たちのサポートを行っている。練習は週2日で、水曜日はナイター、土曜日は球場などを使って半日練習を行っている。社会人・大学で選手や指導者として活躍したスタッフが、一人一人に基本から丁寧に指導をし、選手のレベルアップを図る。スポーツトレーナーもスタッフとして在籍しているため、選手のケガ防止に繋がるトレーニングなども取り入れられている。
練習では、全体での守備練習やフリーバッティング、紅白戦などを行っている。引退後は個人練習が中心になるため、「守備での連携や生きたボールを打つことができるのは大きい」と多くの選手が話す。池田南々音さん(白須賀中3年※取材時)は、「充実した指導を受けながら、高校野球をするための準備をし、硬式球にも徐々に慣れることができました」と話してくれた。
中学3年生で引退してから高校に入学するまでの期間は思った以上に長く、そこで練習量が減ることで、高校野球についていけないことは少なくない。成長期の選手たちにとって、この期間をどのように過ごすか、その道しるべの一つにKBCの存在があると感じた。
問い合わせ/090-8159-1643(代表/中澤)