浜松選抜
台湾遠征レポート。
第27回国際親善中学野球
浜松選抜台湾遠征
台湾遠征前に行われた『静岡県親善野球大会』で優勝を飾ったNチーム。
初戦の藤枝選抜に逆転勝ち(5対4)を収めると、その後は安定した投手力を武器に、小笠選抜を2対1、駿河選抜を1対0、磐周選抜を3対1で下して県王者に輝いた。
そのままの勢いで台湾に乗り込むと、初戦の西苑高中(台湾)戦では打線が爆発。
坪井(三ヶ日中)の3本の長打などで大量得点を挙げ、26対2で初戦を飾った。
続く第二試合は向上國中(台湾)と対戦。
中盤までは1点を争う均衡したゲームとなったが、終盤の6回に追加点を奪われ万事休す。3対6で敗れ、連勝はならなかった。相手のフォアボールやエラーなどでチャンスは何度かあったものの、決め手の一打が出ず、課題の残る試合となった。
翌日行われた第三試合は中山國中(台湾)と対戦。
初回に3点を奪われる苦しい展開となったが、その後は投手陣が踏ん張り、1対3と接戦のまま最終回へと進んだが、その表に7点を奪われ、結局2対10で敗戦。相手投手のキレのある変化球に抑え込まれた。
最終戦となる豊陽國中(台湾)との一戦。
この試合でも投手陣が捕まり、2回を終えて0対4と苦しい展開。何とか追いつきたい3回裏、フォアボールを足掛かりに三連打で3点を返し、3対4と1点差。しかし4回表に失点し、3対5と2点差に。試合はこのまま最終回へ。相手の攻撃を無失点で切り抜けると、その裏の攻撃。代打攻勢を仕掛けるとこれがハマり、連打でノーアウト1塁、2塁のチャンス。ここでさらに代打の一色(富塚中)。ワンボールから振り抜いた打球はグングンと伸び、右中間を真っ二つに破る三塁打。ランナー二人が返り同点に追いつく。続く1番の名倉(三ヶ日中)が技ありのセンター前ヒットを放ちランナーが生還。劇的なサヨナラ勝ちで最終戦を終えた。
一方のHチーム。県親善試合では、準決勝で特別延長の末、敗退。決勝での浜松対決はならなかったものの、安定した投手力が光った。
台湾遠征では、初戦で中山國中と対戦。
3回に連続タイムリーと二つの押し出しで4点を挙げると、終始試合の主導権を握り、7対1の快勝。先発の高井(清竜中)は3回以降パーフェクトに抑え完投。投打が噛み合った最高の試合となった。
続く第二試合は、豊陽國中と対戦。
この試合でも幸先良く先制点を挙げ主導権を握ると、4回、5回には横井(篠原中)のスクイズや、酒井(高台中)のタイムリーなどで追加点を挙げ、4対1。最終回にはダメ押し点を挙げ、5対1で勝利。連勝で初日を終えた。
二日目の初戦は西苑高中と対戦。
初回に1点を先制されたが、3回表に追いつくと、その後はシーソーゲームに。お互いに2点ずつを奪い合い3対3のまま試合終了。5回から登板した和久田(東部中)が、3回をノーヒットに抑える好投を見せた。
遠征の最終戦となる第二試合の相手は向山國中。
初回、無死満塁から増田(開誠館中)のタイムリーで2点を先制すると、中盤の4回と5回にも追加点を挙げ4対0。投げては、初戦で好投した高井が相手打線をわずか4安打に抑え完封。集大成として臨んだ試合を見事勝利で飾った。
この遠征に選ばれた42名は間違いなく何かを得た。
それは自信だったり、目標だったりするかもしれない。
しかし、忘れてほしくないのは感謝の気持ち。
これだけはしっかりと持って、上のステージへ進んでほしいと願う。
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