発酵の力が作る有機うずらの卵。

有限会社浜名湖ファーム
---浜名湖ファームさんでは、とてもこだわってうずらを育てられているそうですが、具体的にこだわられている点はどんな所ですか?
うずらの卵はとても小さな卵ですが、この卵の中には一羽のうずらが生まれるための全てが入っています。だから、卵を食べるということは、命をまるごといただくということになります。そんな命である卵をより大事に扱うため、弊社では餌にこだわっています。うずらが食べるのは乳酸菌や酢酸菌がたっぷり入った発酵エキス。さらに飲み水にはミネラルたっぷりの地下水を使用しています。これらを与えることで、飼育時に蔓延する独特の獣臭がほとんどなくなりました。卵の味についても変化が表れ、サッパリとしたスッキリ味となり、臭みもなくなりました。そのまま食べてもしつこくなく、何個でも食べられてしまいます。
そんな餌を食べて育ったうずらですので、排泄物に含まれる発酵菌が有機肥料(発酵ぼかし)として効果的であることが分かりました。この有機肥料は臭いもほとんどなく、土中の微生物や昆虫、小動物が活性化し土壌が改善します。微生物が働いているから有機でも腐らず、乳酸菌の働きで作物が元気になります。我々が目指しているのは畜産業の矛盾を解決する事業。通常は廃棄してしまううずらの糞も、発酵の技術を使うことによって、土や作物を育てる宝物に変えることができます。
私たちは、命が育つという「喜び」を連鎖させるモデルとして、「うずら」と「ぼかし」の2つの事業を行っています。おいしいうずらの卵を食べて子供たちが喜び、発酵ぼかしを使うことで農業に関わる人たちが喜ぶ。そして豊かな土から生まれた野菜を食べる人が喜ぶ。このような事業モデルを増やしていくことで、浜名湖の土と水を豊かにし、同時にこの土地で生きる人たちの喜びを連携させていきたいと考えています。

有限会社浜名湖ファーム
湖西市白須賀5991
053-579-0501

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