『静岡県U12バスケットボール選手権大会』の西部支部予選。舞阪小学校をメイン会場に行われた女子の部では、浜松蒲ミニバスケットボール少年団が優勝を果たした。
蒲ミニバスが西部王者に輝く。
2024年度トヨタユナイテッド静岡カップ 第42回静岡県U12バスケットボール選手権大会
令和6年10月13日と11月3日に開催された『2024年度トヨタユナイテッド静岡カップ第42回静岡県U12バスケットボール選手権大会』の西部支部予選。大会には、浜松、天竜浜名湖、磐田地区から男女それぞれ8チーム、24チームずつが出場。3チームごとのリーグ戦を戦い、各リーグ1位のみが決勝トーナメントに進むと共に、県大会への出場権を獲得する。
舞阪小学校をメイン会場に行われた女子の部。県大会出場を決め、決勝トーナメントまで駒を進めたのは、蒲ミニバス(浜松1位)、相生飯田ファルコンズ(浜松2位)、与進ミニバス(浜松3位)、有玉ミニバス(浜松4位)、可美ブレイブパンサーズ(浜松5位)、舞阪ミニバス(天浜1位)、湖西ミニバス(天浜2位)、袋井ミニバス(磐田1位)の8チーム。1回戦では、蒲が可美を、相生飯田が袋井を、与進が湖西を、有玉が舞阪をそれぞれ下してベスト4進出を果たした。
準決勝第一試合では、蒲と相生飯田が対戦。試合の主導権を握ったのは蒲。序盤こそ一進一退の攻防となったが、高さで優る蒲が徐々にリードを奪い、21対11で前半を終える。後半に入っても蒲がリードを広げ、58対24で相生飯田に圧勝。春季大会に続き、決勝進出を決めた。
準決勝第二試合は、与進が有玉と対戦。試合の経過と共に与進がリードを広げ、24対12で試合を折り返す。有玉も後半巻き返しを図るも、与進が試合巧者ぶりを発揮して逃げ切りに成功。45対34で与進が有玉を退けて決勝に駒を進めた。
決勝戦は、春秋連覇を目指す蒲と王座奪取を狙う与進の一戦。試合は、決勝戦に相応しい白熱した展開。高さで優る蒲に対して、与進は素早いプレッシャーで応戦。激しいディフェンスで高身長の選手に自由を与えず平面戦へと持ち込む。リードは許すものの、大きく離されることなく29対24と蒲が5点をリードして前半を終えた。後半は両チーム共にベストメンバーで試合に入る。高さのある選手を2名擁する蒲は、一気に突き放しにかかる。ハイボールで敵陣までボールを繋ぐと、外回りの選手も躍動。高さで圧倒的に優位に立ったことで主導権を握りにかかる。対する与進は、後半立ち上がりこそ苦戦したものの、守備が徐々に対応してくると、エースが魅せる。高い個人技で立て続けにゴールを奪い、試合の流れを手繰り寄せる。どちらに転んでもおかしくない展開が続く中、試合を決定づけたのは蒲のキャプテン。ツインタワーが攻めあぐねる中、スピードと豊富な運動量で敵陣を切り裂き得点を量産。コート上で最も身長の低い選手がチームを牽引。ここで流れを掴み切った蒲が56対40で与進を下して、春季大会に続いて西部王者の座を掴んだ。
最終順位は、優勝が蒲ミニバス、準優勝に与進ミニバス、3位に相生飯田ファルコンズ、4位に有玉ミニバス、5位に舞阪ミニバス、6位に袋井ミニバス、7位に可美ブレイブパンサーズ、8位に湖西ミニバスとなり、この8チームが全国大会出場を懸けて県大会に出場する。
また、同日別会場で行われた男子の部は、与進ミニバスが優勝、準優勝に江南ミニバス、3位に浜松南レイカーズ、4位に新津パイレーツ、5位に浜松西ミニバス、6位に相生ホーネッツ、7位に掛川中央ミニバス、8位に有玉ミニバスとなった。