しつもんメンタルトレーニング
--しつもんメンタルトレーニングとは?
しつもんには、選手の「魅力」や「やる気」、「能力」を引き出すとともに、コミュニケーションを円滑にする力があります。
しつもんをされる人は、答えを探し、答えようとします。
その力を上手く使うことで、集中力を磨き、適切な目標を見つけ、成長を促す効果的な振り返りや、感情のコントロールを学んでいきます。
しつもんメンタルトレーニングは、しつもんの力で「ひとりでも多くの選手が、“その選手らしく”輝く」ことを目指したメンタルトレーニングです。
--トレーニング第1弾
「Why(なぜ)?ではなく、How(どうやって、どうしたら)?で聞く!」
しつもんメンタルトレーニングでは、「そのしつもんが相手のためになっているのか?」ということを常に意識しています。
子どもたちは大人が思うよりも敏感で賢く、大人の意図をくんだ答えを用意するのは朝飯前。
その場しのぎのしつもんでは意味がないのです。
例えば、
コーチ「なぜできないのか?」
子ども「練習を真面目にやらなかったから」
コーチ「そうだろう。明日からしっかりやるように」
一見成立しているように思えますが、これは“しつもん”ではないのです。
この場合は、コーチ側に「子どもを反省させたい」という意図が見えます。
これでは“しつもん”ではなく“尋問”です。
この状況で子どもが出した答えは、大人の顔色をうかがった“いいわけ”で終わってしまいます。
「なぜできないのか?」を「どうしたらできるのか?」というしつもんに変えることで、子どもたちは真剣に考え、その後どうすべきかを理解することができます。
そうすることで、「どうしてそう思うのか?」、「じゃあやってみよう」とコーチとの会話も増え、コミュニケーションも深まります。
こうしたトレーニングを積むことで、失敗をマイナスではなくプラスに導くメンタルを作り上げていきます。
メンタルはパフォーマンスに多大な影響を与えます。
目標に向かってチャレンジし続けるメンタルは成長するための大きな鍵となるはずです。