部活から学び
人として成長を。
庄内中学校
女子ソフトテニス部
新人戦の団体戦では惜しくも県大会出場を逃したものの、個人戦でエースペアが県大会出場を果たした庄内中学校女子ソフトテニス部。
部員31名全てが中学に入ってからテニスを始めた初心者。
「みんな素直で、一生懸命取り組みます」と話すのは顧問の伊熊先生。
素直に、懸命に取り組んだからこそ手に入れた県大会出場とも言える。
「庄内中テニス部では、先輩が後輩に声を掛け、技術指導をするのが伝統となっています。なので、良い雰囲気で部活動ができていると思います」。
週末には、経験者でもある小学校の先生や、地域の大人が技術指導に訪れ、レベルアップに一役買っているという。
チームのモットーは『平常心』。
ソフトテニスは天候に左右されやすい。ペアで戦うためお互いのメンタルも勝敗を大きく左右する。どんな状況でも取り乱すことなく、自分を持ち続けることこそが勝利をたぐり寄せる近道なのかもしれない。そして、その先に期待されるのは“人としての成長”。
主将の二宮佐知さんに部活について聞いた。
「まず感じたのは、部員同士の繋がりが強い、というところ。先輩が優しくて、初心者ばかりだったということもあり、やれるかな、と思って入部しました。みんな一生懸命取り組むところが自慢です(笑)」。
夏季大会の浜松地区予選では、団体戦で予選1位通過。県大会出場を懸けた大一番が控える。
結果はどうなるか分からない。
だが、部活から学んだ、素直さ、懸命に取り組むこと、そして平常心は、必ずや社会に出てから役に立つはずだ。