先輩から託された夢を自分たちが叶える。

鈴木愛央・町田さくら
阿多古ソフトテニスクラブ
令和2年度の静岡県ランキングにおいて、小学生女子の部でトップに君臨した鈴木愛央さん(北浜北小学校6年)・町田さくらさん(赤佐小学校6年)ペア。今年5月に行われた『静岡県小学生ソフトテニス選手権大会』では、昨年に続き優勝を果たし、13年ぶりの快挙となる大会連覇を達成した。
二人がソフトテニスを始めたのは、小学1年生の時。お互いに姉や兄がソフトテニスをやっていたことがきっかけで、幼稚園の頃からコートに遊びに来るようになった。当時から顔見知りだった二人は、同時期にクラブに入団。入団当初からペアを組み練習に励んだ。初めて大会に出場したのが小学2年生の頃。その時の成績は2回戦敗退。そこから着実に力をつけ、4年生の時、初となる全国大会『全国小学生ソフトテニス大会』への出場権を獲得。しかし、コロナ禍により大会が中止となった。昨年5月の『静岡県小学生ソフトテニ選手権大会』では、6年生を抑え、優勝。『全日本小学生ソフトテニス選手権大会』への出場権を獲得した。「6年生がいる中で5年生で優勝できたことは、とても嬉しかったです」と町田さんは振り返った。東海大会でも準優勝を果たし、全国大会に挑む予定だったが、ここでもコロナの影響で大会が中止。またしても全国の舞台に立つことができなかった。そして、満を持して迎えた今年5月。前回王者として迎えた同大会で再び優勝を果たし、4度目の全国大会への切符を掴んだ。「追いかけ続けてきた昨年までとは違い、今年は追われる立場になりました。勝って当たり前と思われている中で優勝できたことはとても嬉しかったです」と鈴木さんは話した。
二人に将来の夢を聞いてみると、「まずは中学で全国ベスト4以上に入ること。そして、その後はナショナルチームに入れるようになりたいです」と話してくれた。彼女たちの見据える先には、同クラブの先輩である尾上胡桃選手(全日本ナショナルチーム)の姿がある。憧れの先輩のように活躍できるよう、これからも邁進していく。
全国大会は8月4日より千葉県で行われる。コロナにより3度その機会を断たれた。それでも再び掴んだ全国の舞台。目標は、ベスト8以上に入ること。そして、決勝まで進み、コーチと共にコートに入場すること。先輩たちから託された夢を自分たちの手で叶える。
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