6月に出場した『NPBガールズトーナメント静岡県予選大会』ではベスト4に進出。今後はこの大会で優勝し、全国大会に出場することを目標に据える。

地域の力が生み出す、新たな可能性。

三ヶ日ジュニアファイターズガールズ

少年野球の名門として名を馳せる『三ヶ日ジュニアファイターズ』の女子チームとして、令和3年に結成された『三ヶ日ジュニアファイターズガールズ』。現在は、13名の女子選手が所属している。

普段の練習は三ヶ日西小学校で実施。キャッチボールからではなく、ゴロ捕りから始めるのがジュニアファイターズスタイル。疎かになりがちな初歩から丁寧な指導が行われる。指導に当たるのは、男子チームでも指導を行う堀口監督。「地域の少年団の役割として、上に繋がる指導を心掛けています。そのため、練習は基礎が中心です。技術向上も目的のひとつですが、その前に、野球の見方・考え方をしっかりと身に付けて、上で活躍してくれたらと考えています」

試合数も多く、男子とほぼ同じ数の大会に出場。6月に出場した『NPBガールズトーナメント静岡県予選大会』ではベスト4に進出。今後はこの大会で優勝し、全国大会に出場することを目標に据える。

キャプテンの山﨑悠里さん(三ヶ日平山小学校6年生)に話を聞いた。「女子チームができると聞いて4年生の時に入団しました。やはり女子だけでやれているのでとても楽しいです。最初は何もできませんでしたが、徐々に上達しているのがわかり、試合でも接戦が増えてきました。中学ではソフトボール部に入部するつもりです」

『野球の街、三ヶ日』にできた、新たな野球の流れ。地域の支えが地域の子供たちの可能性を広げ、それが新たな地域の力を生み出すことに、きっと繋がる。



オーバル

関連記事