令和6年8月4日に開幕した選抜少年野球大会『パルモグループ旗全遠州選抜少年野球大会』。静岡県西部地区から32チームが浜北に集い、西部地区ナンバーワンを決める今大会。優勝を飾ったのは浜松ガッツ少年野球団だった。

浜松ガッツが総合力で優勝を果たす。

パルモグループ旗 第49回全遠州選抜少年野球大会

令和6年8月4日から11日に渡って開催された『パルモグループ旗全遠州選抜少年野球大会』。静岡県西部地区の各支部から選抜された32チームが集結し優勝を争った。

準決勝第一試合は、浜松ガッツ少年野球団(浜松)と岡崎野球スポーツ少年団(浜名湖)の対戦し、8対3でガッツが勝利。準決勝第二試合は、浜松ホークス少年野球団(浜松)が掛川中央野球少年団(掛川)と対戦し、7対4で勝利。決勝戦は浜松ガッツと浜松ホークスという浜松対決となった。

試合はガッツの攻撃で「プレーボール」。先頭打者がライト前ヒットで出塁すると、それを足掛かりにワンアウト満塁のチャンスを作り出す。しかしここはホークスの守備陣が踏ん張り無得点。その裏のホークスはワンアウトからヒットで出塁すると、ヒットと四球で満塁のチャンス。内野ゴロの間に3塁ランナーが生還し、1点を先制した。2回表のガッツは、先頭打者がホームランですぐさま同点に追いつく。さらにヒットと四球で1塁、3塁のチャンスを作ると、足を使った攻撃で1点を追加。さらにこのイニング2本目となるホームランで2点を追加しこの回4点。ガッツが逆転に成功した。その裏のホークスは、ワンアウトから四球でランナーを出したものの、後続が倒れ無得点。2回が終わって4対1とガッツがリード。3回表のガッツは、ツーアウトからヒットで出塁するも無得点。その裏のホークスは、先頭打者が死球で出塁するとすかさず盗塁。その後、ノーアウト1塁、2塁となり、続く打者の打球はライト前へ。ここでガッツが素晴らしい中継プレーを披露し、本塁を死守するダブルプレー。その後もピンチが続くも、この回を無失点で切り抜け、試合の流れを大きく引き寄せる。守備からリズムを作りたいホークスは、4回表のガッツの攻撃を三者凡退に抑え、攻撃へ。ツーアウトから出塁したランナーを得点圏へと進めるも、あと一本が出ず、この回も無得点。4回が終わって4対1とガッツがリード。追加点が欲しい、5回表のガッツの攻撃。連打で出塁したランナーをバントで送り、ワンアウト2塁、3塁。その後、満塁とチャンスを広げると、続く打者の打球は右中間を深々と破る大飛球。次々とランナーが生還し、大きな3点を追加。2回戦以降、全ての試合で7点を奪っているホークスはもちろん諦めない。その裏のホークスは、四球で出塁したランナーを3塁まで進めると、内野ゴロの間に1点を返す。さらにランナーを出し、追加点を奪いたいホークスだったが、ガッツの投手が踏ん張り、この回は1点止まり。5回が終わって7対2とガッツがリード。時間の関係で最終回となる6回。ガッツの攻撃は先頭が倒れワンアウト。しかしながら、次の打者の打球は右中間を破る大飛球。一気にホームを駆け抜け1点を追加。その後ツーアウトとなるも、キャプテンがこの日2本目となるホームランを放ち、さらに1点を追加。9対2とし、勝利をグッと手繰り寄せた。それでも諦めないホークスはその裏、エラーとふたつの四球でノーアウト満塁と大きなチャンスを作り出すと、外野フライからのタッチアップで1点を返したが、その後のガッツ守備陣の冷静なプレーで走者が次々とアウトに。結果としてトリプルプレーとなり、「ゲームセット」。浜松ガッツが9対3で浜松ホークスを下し、優勝を飾った。



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