令和5年4月23日に開幕した『第17回レワード杯浜松地区中学校野球大会』。中体連夏季大会の前哨戦として、地区大会のシードを大きく左右する大会だが、上位シードが順当に勝ち上がり、安定した力を見せつけた大会となった。

浜名中学校が優勝を果たす。

第17回レワード杯浜松地区中学校野球大会

令和5年4月23日に開幕した『第17回レワード杯浜松地区中学校野球大会』。5月27日に細江総合グラウンドで行われた準決勝に勝ち上がったのは、エースを中心とした守りが光る第1シードの三ヶ日中学校と、堅実な試合運びで勝ち上がった第4シードの積志中学校、ここまで無失点と抜群の投手力を誇る第2シードの浜名中学校、そして投打のバランス良く勝ち上がってきた第6シードの光が丘・水窪中学校合同チームの4チーム。

準決勝第一試合は三ヶ日中と積志中の対戦。試合は三ヶ日の攻撃で「プレーボール」。初回から両エースの投げ合いが続き、4回までスコアボードに0が並ぶ。
試合が動いたのは5回表。三ヶ日は先頭がヒットで出塁すると、後続も二塁打と四球で繋ぎ、ノーアウト満塁と先制のチャンスを迎える。そして、続く打者の内野ゴロで3塁ランナーが生還。1対0と三ヶ日がついに均衡を破る。 追いかける積志は6回裏。ツーアウトから連続四球で1塁、2塁のチャンス。ここで三ヶ日のエースが球数制限により降板。長打が出れば逆転の場面だったが、三ヶ日のリリーフが力強いストレートで三振に打ち取り、ピンチを凌ぐ。三ヶ日は7回裏の積志の攻撃も無得点に抑え、「ゲームセット」。三ヶ日中が1対0で投手戦を制し、決勝進出を決めた。

準決勝第2試合は、浜名中と光が丘・水窪中合同チームとの対戦。試合は浜名の攻撃で「プレーボール」。両チーム無得点で迎えた4回表の浜名の攻撃。ワンアウトから三塁打とタッチアップで浜名が1点を先制。浜名は5回表にタイムリーヒット、6回表にもバントヒットで追加点を奪い、3対0とリードを広げる。6回裏の光が丘・水窪の攻撃。四球とバントヒットでノーアウト1塁、2塁と反撃のチャンスを作る。そして、ここでレフトオーバーの二塁打、内野安打と連続タイムリーで1点差に詰め寄る。その後、ワンアウト1塁、3塁となり、光が丘・水窪はスクイズを敢行。しかし、これが失敗に終わり、3塁ランナーが「アウト」。同点のチャンスを逃す。最終回、光が丘・水窪はワンアウト2塁のチャンスを作ると、浜名はここでエースをマウンドへ。一打同点の場面だったが、見事このピンチを抑え、「ゲームセット」。浜名中が3対2で逃げ切り、決勝へと駒を進めた。

続いて行われた決勝戦。順当な勝ち上がりを見せた第1シード三ヶ日中と第2シード浜名中の対戦。試合は浜名の攻撃で「プレーボール」。初回、2回は両チーム無得点。両投手が落ち着いた立ち上がりを見せる。しかし、3回表の浜名の攻撃。ツーアウトから右中間へのタイムリー二塁打で1点を先制すると、そこから3イニング連続得点で3対0とリードを広げる。
何とか点差を縮めたい三ヶ日だったが、浜名のエースの精度の高い変化球に翻弄され、なかなかチャンスを作れない。浜名は7回表にも本塁打で2点を加え、5対0とし勝負あり。その裏の三ヶ日の攻撃も0に抑え試合終了。

浜名が選手層の厚さを見せつけ、優勝を果たした。


鴨川

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