走るバスケットで県大会出場を目指す。
舞阪ミニバスケットボールクラブ
舞阪ミニバスケットボールクラブは、平成5年に部活動組織からクラブへと移行し、これまでに2度の全国大会や県大会出場経験のある先輩たちを数多く輩出している伝統あるクラブだ。
チームの特徴は、豊富な運動量とスピードを活かした攻撃。堅守速攻の“舞阪スタイル”とも言えるこの伝統スタイルは、脈々と後輩たちにも受け継がれている。練習では、基本技術や運動能力の向上、1対1の強さなど、中学や高校でも活躍できる土台作りに努め、今ではなく、この先を見据えた指導をしている。
監督の鈴木さんは、チームについてこう話す。「ひとつの小さな町の小さなクラブです。人数も少ない中で戦っていかなくてはいけない。なので、チーム内競争は常に意識しています。上級生が少なければ、下級生にはチャンスが増える。上級生も決してうかうかしてられません。上のカテゴリーに行けばそれが当たり前になります。小さいうちからその意識を身につけ、努力することを惜しまない選手たちを育てていきたいです」
西には新居ミニバス、東には雄踏ミニバスと隣町にもチームがあるため、越境で選手が集まることは難しい。そのため、一時は団員が3名まで落ち込み、存続の危機も経験した。それでも、少しずつではあるが、人数も増え始めた。今年のチームは、サイズが小さいこともあり、走力と技術、ディフェンス力で勝利を目指す。秋のパナホーム静岡カップでは、天竜浜名湖地区大会で準優勝。先日行われた西部支部大会では、予選リーグを突破し、ベスト8へと進出。目標であった県大会出場を果たした。また県大会という新たなステージで、次の目標に向かって走り始める。
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