浜松蒲ミニバスが
春の西部王者に。
第2回静岡県協会長杯争奪
ミニバスケットボール大会
平成30年6月10日と17日の2日間にわたって『第2回静岡県協会長杯争奪ミニバスケットボール大会』が開催された。この大会は、浜松、天竜浜名湖、磐田の3地区で予選を行い、上位各8チーム、計24チームが出場。3チームごとの予選リーグを戦い、各ブロック1位のチームが決勝トーナメントに進出すると共に、県大会への出場権を獲得する。
北浜小学校をメイン会場に開催された男子の部で準決勝まで勝ち上がってきたのは、浜松蒲ミニバス(浜松1位)と浜松フェニックス(浜松2位)、新居ミニバス(天浜1位)、掛川中央ミニバス(磐田2位)の4チーム。
準決勝第1試合は、蒲と掛川中央が対戦。試合は、序盤から蒲が主導権を握る。精度の高いアウトシュートを武器に掛川中央を引き離す。掛川中央も終盤追い上げを見せるが、最後まで逃げ切った蒲が43対38で掛川中央を下し、決勝進出を果たした。
準決勝第2試合は、フェニックスと新居の対戦。試合は、序盤に主導権を握ったフェニックスが終始試合をリード。個人技を武器に着実に得点を重ねていく。新居も最後まで食い下がるが、最後まで追いつくことができず、結局37対23でフェニックスが新居を下し、決勝へと駒を進めた。
決勝戦は、蒲とフェニックスの“浜松対決”。
浜松地区大会の決勝戦でも対戦した両チーム。その時は、52対28で蒲が勝利している。
試合は、序盤から蒲が試合を有利に進める。高い精度を誇るアウトシュートを軸に攻撃を組み立てると、エースの連続ポイントなどで15対8と7点をリードして第1ピリオドを終える。第2ピリオドに入ると、今度はフェニックスが反撃。高さと力強さでインサイドをこじ開け、得点を奪っていく。ディフェンスでも徐々に蒲のアウトシュートに対応。シュート精度が落ちた蒲を尻目に点差を着実に詰める。蒲も粘りを見せ、何とか17対15と2点のリードを保って前半を終えた。
後半も互いに譲らず拮抗した展開。第3ピリオドの残り1分を切った所で、フェニックスが連続ポイントを挙げ、遂に逆転に成功。一気に流れを掴むかに見えたが、蒲が最後の最後に1ゴール奪い、26対25と再びリードし、最終ピリオドへ。迎えた最終ピリオド。互いに死力を尽くし、両者譲らずのシーソーゲームが続く。互いの意地とプライドがぶつかり合う。点差はわずか1点。どちらかが連続ポイントを挙げれば圧倒的に有利となる。終盤、フェニックスは攻撃時にファールが出始め、スコアが止まる。この隙を蒲は逃すことなく、確実にシュートを沈め、点差を広げる。何とか追いつきたいフェニックスだったが、最後まで追いつくことができず、36対33で蒲が浜松地区大会に続き、西部大会でも優勝を飾った。
最終順位は、優勝が浜松蒲ミニバス、準優勝に浜松フェニックス、延長戦の末、3位決定戦を制した新居ミニバスが3位、5位に浜北チャイルド、7位に浜松可美ミニバス、8位に有玉ミニバスとなり、浜松地区からは6チームが県大会へと出場した。
6月24日から始まった県大会では、蒲とフェニックス、新居、チャイルド、有玉の5チームが予選を突破し、決勝トーナメントへと進出。有玉と新居は初戦で敗れたものの、3チームが準決勝に進出。ここでも勝負強さを見せた蒲とフェニックスが決勝まで勝ち上がり、今大会3度目の頂上決戦となった。
ここでは、2度敗れ、常に後塵を拝してきたフェニックスが、奮起。
35対26で蒲を下し、ついにタイトルを奪取。
春の県王者に輝いた。
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