西部地区中学生新人バスケットボール大会の男子は、浜松開誠館が制覇。

第29回中日旗争奪西部地区中学生新人バスケットボール大会男子の部

第29回中日旗争奪西部地区中学生新人バスケットボール大会男子の部

平成26年度第29回中日旗争奪西部地区中学生新人バスケットボール大会男子の部が、11月8日と15日の両日、掛川市のさんりーなと新居中学校を会場に行われた。

大会は、地区予選を勝ち抜いた16校がトーナメント方式で激突。ベスト4以上のチームが県大会へと駒を進める。

浜松からは、地区大会を勝ち上がった浜松開誠館中学校、浜松学院中学校、篠原中学校、西部中学校、与進中学校、東部中学校、浜松西高中等部、舞阪中学校、江西中学校の9校が出場した。

そんな中、準決勝まで勝ち上がったのは、先の中体連夏季大会にて“全国3位”の成績を収めた浜松学院中、浜松地区を制し、“第1シード”として西部大会に挑む浜松開誠館中、さらには地区大会では振るわなかったものの、今大会ではシード校を倒し、一躍“台風の目”となった2校、舞阪中と江西中の4校。誇らしいことに、ベスト4全てを浜松地区のチームが占めた。

準決勝の第1試合は浜松開誠館対舞阪中。新チームになってから“負け知らず”と優勝候補の呼び声高い浜松開誠館に対し、舞阪中は、素早いプレスと粘り強い守備からの鋭い速攻が持ち味。前半はお互い一歩も譲らぬ展開。31対28の接戦で折り返す。後半に入ると、地力に優る浜松開誠館が徐々に試合を支配し始め、結局69対41で浜松開誠館が舞阪中を下し、決勝進出を決めた。

第2試合は江西中対浜松学院。序盤は、江西中がスピード溢れる攻撃で浜松学院に応戦したものの、後半に入ると高さに優る浜松学院がインサイドを制圧。空中戦を制したことで、試合の流れは一気に浜松学院へ。結果は88対47で浜松学院が勝利し、決勝へと進んだ。

決勝戦は浜松開誠館対浜松学院の“ライバル対決”。ともに先の中体連夏季大会では全国大会へ出場している屈指の強豪チーム。この両チームは地区予選の決勝でも対戦しており、その際は、浜松開誠館が64対39で浜松学院を下している。

試合は、序盤から浜松開誠館が素早いプレスを武器に主導権を握る。浜松学院のミスを誘発し、素早い速攻から得点を重ねていく。対する浜松学院は持ち前の高さを活かし応戦するも、終始、浜松開誠館の守備に苦しみ、思い通りの攻撃をさせてもらえない。逆に浜松開誠館は、豊富な運動量と多彩なパスワークからのカットインで着実に得点を重ね、結果、68対48で浜松開誠館が浜松学院を下し、地区大会に続き、西部大会でも優勝。浜松開誠館の強さが光った大会となった。

今大会の浜松勢の最終結果は、優勝が浜松開誠館、準優勝が浜松学院、3位決定戦を制した今大会“台風の目”江西中が3位、4位に舞阪中、5位に与進中、そして8位に西部中が入った。浜松勢はベスト8に6校も入るという好成績を残し、地区のレベルの高さを示した。

1月に開催される県大会に西部地区代表として出場するのは、浜松開誠館中学校、浜松学院中学校、江西中学校、舞阪中学校の4校。浜松勢が県大会出場枠を独占するというこの上ない結果となった。

県大会に出場するチームには、この冬のトレーニングでさらに成長し、県大会でも好成績を挙げることを大いに期待したい。

第29回中日旗争奪西部地区中学生新人バスケットボール大会男子の部

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