曳馬中学校が
2年ぶり4度目の優勝。
第13回レワード杯争奪浜松地区中学校野球大会
令和元年5月6日に開幕した『第13回レワード杯浜松地区中学校野球大会』。この大会の成績が加味され夏季大会のシード校が決定する。夏季大会でのシード、そして大会前最後のタイトルを懸けて浜松地区の44校が熱戦を繰り広げた。
大会最終日となる準決勝に駒を進めたのは、県選抜大会、全日本県大会ともにベスト4で第一シードの丸塚中学校と、県選抜大会、全日本県大会ともに準優勝で第2シードの曳馬中学校、好調の打線を武器に二度のコールド勝ちで勝ち上がってきた細江中学校、安定した投手力を武器に接戦をモノにしてきた中部中学校の4校。準決勝、決勝は5月25日に浜松球場で行われた。
準決勝第一試合は丸塚中と細江中の対戦。この試合でも細江の打線が爆発。7対2で丸塚を下し決勝進出を決めた。
続く準決勝第二試合は曳馬中と中部中の対戦。この試合では終始曳馬が試合の主導権を握り7対0で中部を一蹴。これにより決勝戦で細江と曳馬が激突することとなった。
午後1時10分、曳馬の攻撃で「プレーボール」。先頭打者がヒットで出塁するとすかさず送りバント。ワンアウトランナー2塁といきなりスコアリングポジションにランナーを進める。続く打者が四球を選びさらにチャンスが広がるが、後続が倒れ無得点に終わる。その裏の細江は好調な打撃をそのままに、積極的にファーストストライクから打ちにいく。鋭い打球を放つが曳馬守備陣の正面をつき三者凡退。2回はお互いチャンスを作れずに無得点。迎えた3回表、曳馬は打順良く一番から。先頭打者がヒットで出塁すると、内野ゴロの間に2塁へ。さらに盗塁を決めワンアウト3塁のチャンス。その後ツーアウトとなるがここで細江守備陣にミスが。エラーの間に曳馬が1点を先制。4回表にも曳馬がチャンスを作る。ワンアウトからヒットでランナーを出すと、左中間を破る三塁打で1点を追加。さらに死球でランナー1塁、3塁。ここで意表を突くセーフティースクイズ。これは細江守備陣が華麗なフィールディングを魅せ「タッチアウト」。ツーアウトとしたのもの、ランナーはそれぞれ進塁し2塁、3塁。ここでライト前へヒットが飛び出し二人が生還。この回3点を挙げ、4対0と曳馬が試合を優位に進める。4回裏、曳馬はここで左腕にピッチャー交代。先頭打者に四球を与えると、続く打者がヒットで続く。ワンアウトとなるが、続く打者が右中間へ大飛球のヒット。細江が満塁のチャンスを作る。しかしながら後続が倒れ無得点に終わる。追加点が欲しい曳馬は5回表、四球と送りバントでチャンスを作ると、続く打者の打球が三遊間を破る。2塁ランナーが果敢にホームへ。レフトから矢のような送球が返る。「アウト」。無得点に終わる。その裏の細江は、ワンアウトから右中間を破る二塁打と盗塁でランナー3塁のチャンスを作るが、ここでもあと一本が出ず無得点。6回の表の曳馬の攻撃を三者凡退で終わらせた細江はその裏、三度チャンスを作り出す。先頭打者がエラーで出塁すると振り逃げや四球などでツーアウト満塁のチャンスを作る。ここで待望のタイムリーヒットが飛び出し1点を返すことに成功。しかし反撃もここまで。試合は4対1で曳馬が勝利し、2年ぶりの優勝を果たした。
なお、夏季大会のシード校は曳馬中、丸塚中、開誠館中、浜名中、細江中、舞阪中、三ヶ日中、麁玉中が入った。
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