目指せ未来の“マドンナジャパン”
遠州ヤングガールズ
今年の9月に開催された女子野球の世界大会「IBAF女子ワールドカップ」にて“マドンナジャパン”こと、日本代表が見事に4連覇を達成。前身の「女子野球世界大会」と合わせると実に6度目の世界一で、名実ともに、日本女子野球のレベルは“世界一”と言えるだろう。
そんな中、数年前から、女子野球の裾野の拡大のため、全国各地で女子野球チームが発足。ここ浜松にも、一昨年に小学生の女子野球チーム「遠州ヤングガールズ」が誕生した。遠州ヤングガールズは、浜松ブロック(浜松支部、浜名湖支部、浜北支部、天竜支部)の少年野球チームに所属する女子の中から選抜された20名で構成。静岡県内には遠州ヤングガールズの他、東部地区の「静岡イーストエンジェルス」、中部地区の「中部ガールズ野球クラブ」、中遠地区の「中遠ヤングガールズ」の4チームがある。今年 月には、富士宮市にて「NPBガールズトーナメント静岡県予選大会」が開催され、イーストエンジェルスが優勝。イーストエンジェルスは全国大会でも準優勝となり、静岡代表として、県のレベルの高さを示した。チームの目標はもちろん“全国大会出場”だ。
これまで、小学生時代に野球をやっていた女子は、中学生になると、ソフトボール部に所属するのが通例だった。だがこれからは、中学生になっても「野球を続ける」女子が増えてきそうな予感がする。そしてこのチームから、“マドンナジャパン”で活躍する選手がでることを心待ちにしたい。