ジュニア期のうちに姿勢づくり!

アクティベイトジム

ACTIVATE GYMの山地です。普段、プロバスケットボールBリーグの三遠ネオフェニックスの選手をトレーニングするとともに、ビーチサッカー日本代表、スノーボード日本代表など様々な競技のトップ選手や大学生から小学生、スポーツ初心者までトレーニングを行っています。どの競技、どのカテゴリーでもトレーニングやアスレティックリハビリテーションを行う際に、姿勢の良い選手は複雑かつ高負荷へと進めていけるためトレーニング効果が現れやすく、悪い姿勢の選手は姿勢を治すことを重視するため、良い選手に比べ効果が上がりにくく、時間もかかると感じます。さらには、姿勢が悪い選手は慢性的な痛みを持っている場合が多々あります。オスグッド、ジャンパー膝、半月板損傷のような膝の痛み、腰椎椎間板ヘルニアや腰椎分離症などの腰痛、何回も繰り返された足関節捻挫などです(注意:痛みがある場合は専門医・病院で診断をしてもらってください。医者しか診断はできません)。選手層の薄さなどのチーム状況や重要な大会が近いなどの理由で、痛みを抱えたまま練習を続けているケースも多々あります。ジュニア期に姿勢が悪く、慢性的な痛みを我慢しながらスポーツを行うことは本当に良いのでしょうか?どうしてもやらないといけない状況もありますが、私は基本的にお勧めしていません。

例えば、右膝が痛ければ体重を左に移してかばいながら動きます。このように人間は痛みを感じるとその痛みが出ないように一瞬にして動き方のプログラムを変更してしまいます。本来の動きと違うプログラムを再び修正し上書きする作業は想像以上に大変です。何回も正しい体の使い方を練習する必要があります。また、研究レベルでは、痛み(慢性ストレス)を感じると成長に関わるホルモンの分泌に影響が出る可能性を示唆するものもあります。逆に良い姿勢で適切なタイミングで適切な負荷(運動)を行った選手は、パフォーマンスが向上しやすく、成長に必要なホルモンの分泌が促されるという研究もあります。悪い姿勢を治すためには、トレーニング・練習・ストレッチの時だけでなく、普段の生活から良い姿勢を意識していく必要があります。学校の授業中の座り方、登下校の歩き方、スマートフォンを見たり、ビデオゲームを行っている時の姿勢などです。1週間は168時間。1日睡眠8時間として、起きている時間は週に112時間もあります。私たち専門家がトレーニング指導を週1時間から2時間とした場合、これは非常に短い時間です。ジュニア期では本人が常に意識し続けるのは難しいはずですので、家族の方やスポーツ指導者、教員の方々の協力が必要だと思います(反抗期ということもあるので喧嘩しない程度に促してくださいね)。まずは正しい姿勢を取れるように、専門家に見てもらうことから始めることをお勧めします。

ACTIVATE GYMでは、全トレーナーが姿勢や動きづくりの専門家である理学療法士です。ジムに体験に来ていただくことをお勧めします。また、小学校から出張指導を依頼されて実施しており、少年団、クラブ単位での指導も多数行っていますので、ぜひご相談ください。

アクティベイトジム アクティベイトジム

関連記事