浜松開誠館中が
 大会連覇を達成。

第40回静岡県バスケットボール協会長杯争奪選手権大会

第40回静岡県バスケットボール協会長杯争奪
選手権西部地区大会

平成31年4月30日と、令和元年5月11日、12日、18日の4日間に渡って行われた「第40回静岡県バスケットボール協会長杯争奪選手権大会』の西部地区大会。舞阪総合体育館をメイン会場に行われた女子の部には68校が出場。上位6校に与えられる県大会への出場権と、“令和初”の西部王者の座を目指した。

県大会出場を決め、ベスト4に名を連ねたのは、前回王者の第1シード浜松開誠館中学校と、新人戦県準優勝の第2シード西遠女子学園中学校、2年ぶりの王座奪還を目指す第4シード浜松学院中学校、そして、準々決勝で新人戦県ベスト4の第3シード丸塚中学校を下した北部中学校の4校。

準決勝第一試合は、開誠館中と浜松学院中が対戦。試合序盤は、浜松学院中が奮闘。ディフェンスとアウトシュートを武器に開誠館中に主導権を握らせず、12対12の同点で第1ピリオドを終える。第2ピリオドでも拮抗した展開は続き、28対24と開誠館中が4点をリードして折り返す。しかし、後半に入ると開誠館中が徐々にギアを上げる。エースが攻守に渡り大車輪の活躍を見せ浜松学院中を突き放す。浜松学院中も何とか食らいつくも、試合の流れを止められず、53対37で開誠館中が勝利。大会連覇に王手を掛けた。

準決勝第二試合は、北部中と西遠女子中の一戦。走力とパスワークを武器とする全員バスケが特徴の両チーム。どちらも譲ることなく自分たちのバスケットを貫いた。試合は、序盤こそ拮抗した展開となったが、シュート精度の差が徐々に見え始め、西遠女子中が次第にリードを広げていく。ここまで快進撃を見せてきた北部中だったが、私学の牙城を崩すまでには至らず、76対47で西遠女子中が勝利。2年連続での決勝進出を決めた。

決勝戦は、前回と同カード、開誠館中対西遠女子中となった。開誠館中が無敗記録を伸ばし、連覇を達成するか、西遠女子中がリベンジを果たすのか、注目が集まった。

第1ピリオドは、開始から開誠館中が連続ポイントで一気にリードを広げる。しかし、徐々に西遠女子中が追い上げを見せると、次第に開誠館中の歯車が噛み合わなくなる。14対13と開誠館中が1点をリードして終えるも、流れは西遠女子中に傾いていた。第2ピリオドに入っても歯車が噛み合わない開誠館中。パスミスが増え、シュートもなかなか決まらない。対する西遠女子中は、アウトシュートが冴えわたり、リズムが生まれると、中ではセンターが奮起。ゴール下を一手に担い、チームを支える。流れを掴んだ西遠女子中が、29対26と逆転して前半を終えた。

巻き返しを狙う開誠館中は、後半開始からギアアップ。攻めの姿勢を見せたディフェンスで西遠女子中のミスを誘発し、良い形でのターンオーバーが増えたことで、シュートも決まり始めた。ディフェンスからリズムを作った開誠館中が、一気に得点を挙げ、再度逆転すると、そこからは開誠館中ペース。西遠女子中も連続3ポイントなどで反撃するも届かず、61対47で開誠館中が西遠女子中を下して、大会連覇を達成。公式戦での無敗記録をさらに伸ばした。

最終順位は、優勝が浜松開誠館中、準優勝に西遠女子学園中、3位が浜松学院中、4位に北部中、5位が南部中、6位が丸塚中、7位が新居中、8位が入野中となり、上位6校までが県大会に出場。その県大会では、浜松開誠館中がベスト4、西遠女子学園中が準優勝となった。

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