一年生大会は、浜松開誠館、江南、浜松学院、鷲津がブロック優勝。

浜松地区一年生大会バスケットボール

平成26年度浜松地区一年生大会バスケットボール(女子)

平成26年度浜松地区一年生バスケットボール大会女子の部が、1月31日と2月1日の両日、曳馬中学校を中心に4会場で行われた。

この大会は一年生だけで行われ、41の中学校が参加。上位4チームは、来年度の新人戦のシード権を獲得できる。

大会二日目となったこの日、予選リーグを勝ち上がった16チームを4つのブロックに分け、各ブロックの上位 2チームが晴れて“シード権獲得”となる。会場には、一年生の初陣を見届けようと、多くの二年生が駆けつけ、大きな声援を送っており、会場の雰囲気は一層ヒートアップしたものになった。

第1ブロックは、西遠女子中学校と浜松開誠館中学校という私立の強豪が同居する“死のグループ”。この チームを軸に試合が進むと思われたが、浜松南部中学校が西遠女子中を49対34で下しシード権獲得。浜松開誠館中は北浜中に苦戦したものの、48対44で辛くも逃げ切った。ブロックの決勝戦は、開始早々から浜松開誠館中が得点を重ね大きくリード。しかし中盤以降、浜松南部中が驚異の粘りを見せ一進一退の攻防となったが、高さで優る浜松開誠館中が29対24で逃げ切りブロック優勝を果たした。

第2ブロックは、江南中学校が快進撃を見せる。予選1位通過の篠原中を45対29の大差で下しシード権獲得。その後のブロック決勝でも、予選1位通過の曳馬中と大接戦を演じ、31対30の“大会屈指の好ゲーム”を制し優勝。惜しくも優勝を逃した曳馬中だが、無事シード権を獲得。

第3ブロックは、浜松学院中学校が他を圧倒。高い技術と正確なシュートでゴールを量産。二試合合計で141点を奪う“圧勝”でブロック優勝。もうひとつのシード権は新居中学校が獲得した。

第4ブロックは、積志中学校と天竜中学校が熱戦を繰り広げる。試合開始直後から文字通りの“シーソーゲーム”。積志中が得点を奪えばすかさず天竜中が奪い返し、積志中がボールをカットすれば、天竜中も好ディフェンスで応戦する。試合は、試合終了間際に勝ち越しゴールを挙げた積志中が46対44で勝利し、シード権獲得。もうひとつのシード権は、圧倒的な攻撃力を誇る鷲津中学校が87対30で浜松西部中学校を一蹴。続く決勝戦でも鷲津中の攻撃力が爆発。接戦を勝ち上がってきた積志中に対し、50対17で勝利し、ブロック優勝を果たした。

来年度の新人戦のシード権を獲得したのは以下の通り。浜松開誠館中学校、浜松南部中学校、江南中学校、曳馬中学校、浜松学院中学校、新居中学校、鷲津中学校、積志中学校の8校。

総評としては、攻守の切り替えが速く、スピーディーな好ゲームが多かった。ただ、勝敗を分けたのはシュートの“精度”。シュートが上手なチームがシード権を獲得したように思う。一年生とはいえ、あと二ヶ月もすれば二年生になり、あと半年もすれば“自分たちの代”ということになる。中学の部活は「あっ」と言う間。時間はあるようで、ない。今後も練習は上級生が中心となって行われると思うが、先輩のプレーをよく観察し、自分のモノにしていってもらいたいと思う。

そして来年以降も、県大会、東海大会、さらには全国大会で、浜松のチームが活躍することを期待していきたいと思う。

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