駅伝シーズンの到来を告げる『西部地区中学校駅伝競争大会』。男子では浜松開誠館中学校が、女子では北浜中学校が優勝。両チーム共に浜松地区駅伝でも優勝。開誠館は県大会でも優勝を果たし、2年ぶりとなる全国大会出場を決めた。

浜松開誠館中学校が2年ぶりに全国へ。
中学校駅伝競走大会
令和7年10月11日に小笠山総合運動公園にて全国中学校駅伝競走大会の静岡県西部予選が開催された。大会には、男子56チーム、女子43チームがエントリー。男子は18.4kmを6人で、女子は12.4kmを5人で襷を繋ぎ、上位8チームに与えられる県大会への出場権を争った。
まずスタートしたのは女子。1区では2位に12秒の差をつけて細江がトップで襷を繋いだ。2区では、4位で襷を受けた北浜が2位に浮上。トップを走る細江を追いかける。対する細江もペースを落とすことなくトップをキープし、差を縮めさせることなく最終5区へ。その差は20秒。北浜はアンカーの浅原那奈さんが猛追を見せ、遂に細江を捉えてトップに躍り出る。その後も差を広げた北浜がトップでゴール。2位に細江、4位に湖東が続いた。
男子では、雄踏が2位に20秒以上の差をつけてトップで襷を繋ぐが、2区でアクシデントが発生。トップを走っていた雄踏が途中棄権となったことで、代わりにトップに立ったのは細江。しかし、ここから開誠館が一気に加速。3区でトップに立つと、3区、4区で大きくリードを広げ、独走態勢に入る。最終的には、2位に1分13秒の差をつける圧巻のレースで優勝。2位に細江、3位に積志が入った。 10月25日には、浜名湖ガーデンパークにて浜松地区中学校駅伝競走大会が開催された。男子は15,6kmを6人で、女子は11.1kmを5人で襷を繋ぐ。西部駅伝よりも距離が短く、区間によってはスプリント力も勝敗を大きく左右する。
午前9時20分。女子がスタート。最長距離の1区では岡崎が2位に29秒の差をつける圧巻の走りを見せた。それを追いかける北浜が2区でトップに立つと、その後は後続を大きく引き離し、独走。2位に59秒の差をつけてトップでゴール。全員が区間2位以内と選手層の厚さを見せた。
一方の男子。1区では西部駅伝同様に雄踏がトップで襷を繋いだ。2区でもリードを守った雄踏がトップを維持するが、3区で細江がトップに立ち、その背中を開誠館が追いかける。ここでも逃げる細江と追う開誠館という構図でレースは後半戦に入った。4区で差を3秒縮めた開誠館は、5区で遂に細江を抜いてトップに立つ。その後は、開誠館が大きくリードを広げ、トップでゴール。2位に細江、3位に岡崎という結果となった。
なお、11月3日には小笠山総合運動公園で静岡県中学校駅伝競走大会が開催された。女子では、北浜が2位、細江が3位、東部が7位、蜆塚が8位入賞を果たし、1区で浅原那奈さん、4区で犬飼留愛さん(ともに北浜)が区間賞を獲得した。男子では、開誠館が優勝を果たし、2年ぶりに全国への切符を掴んだ。細江が5位、岡崎が6位、与進が7位、北浜東部が8位入賞を果たし、1区で柴田颯真くん(開誠館)、3区で石田快くん(細江)、5区で村松真心くん(北浜東部)が区間賞を獲得した。








