令和6年12月14日に行われた『令和6年度会長杯兼静岡県中学新人卓球大会』において、女子が準優勝、男子が3位入賞を果たした舞阪中学校。夏季大会では男女揃っての全国大会出場を目指す。

男女揃って東海を突破し、全国へ。
舞阪中学校卓球部
卓球の強豪として県内にその名を轟かせる舞阪中学校。同校の代名詞と言える程に、長きにわたって県の上位に君臨している。そして、今年もその強さは健在だ。
男子は、新人戦の浜松地区大会の団体戦で準優勝、続く西部大会でも準優勝を果たして県大会に進出。県大会では、予選リーグで岳陽中学校(東部)に3対1、青島北中学校(中部)にストレート勝ちを収めて2連勝。グループ首位で決勝トーナメントに進出した。決勝トーナメントでは、初戦で周南中学校にストレート勝ちを収めてベスト4に進出。準決勝で浜松修学舎中学校に敗れたが、3位決定戦では三方原中学校にストレート勝ちを収め、3位入賞を果たした。個人戦では、柴田悠樹くんと古門怜久くん、斎藤帝皇くん、野寄翔央くん、安達舜平くん、山下莉斗くん、鈴木汰海くんの7名が県大会に出場。古門くんが4位、山下くんが6位、野寄くんが7位という成績を収めた。
一方の女子。こちらも団体戦では、浜松地区大会と西部大会で準優勝を果たし、県大会に出場。県大会では、予選で大富士中学校(東部)、観山中学校(中部)をストレートで下して、2連勝。決勝トーナメントに駒を進めた。決勝トーナメントでは、初戦で静岡南中学校(中部)に勝利し、ベスト4に進出。準決勝では、三方原中学校と対戦。接戦となったが、3対2で勝利し、決勝に進出。決勝では、三度修学舎と対戦。ここでもあと一歩及ばず2対3で惜敗。敗れたものの、絶対王者を土俵際まで追い詰める奮闘を見せて、準優勝に輝いた。個人戦では、大野杏琉さんと三上明夏さん、鈴木恋海さん、竹中玲奈さん、宮崎緒珠さんの5名が県大会に出場。宮崎さんが14位という成績を収めた。

今年のチームの特徴について男女それぞれのキャプテンに話を聞いた。男子キャプテンの山下莉斗くんは、「明るく元気のあるチームです。練習では、基礎練習を中心に選手それぞれがしっかりと力をつけています。粘り強くラリー戦を戦えることが今年のチームの武器です。昨年から主力を担っている選手も多く、試合経験が豊富なことも強みのひとつだと思います。今後は、もっとパワーをつけて、決め切る力をつけ、昨年逃した全国大会に今年は行けるように頑張ります」と話した。
女子キャプテンの竹中玲奈さんは、「上下関係があまりなく、楽しく卓球ができるチームです。昨年からの主力3人を中心に一致団結して戦えることが強みです。新人戦では、応援も含めてチーム一丸となって戦うことができたと思います。課題としては、一人ひとりのスキルをもっと上げていくことです。今度こそ修学舎に勝って優勝したいです。目標は、まず昨年逃した東海大会に出場すること。そして、そこから全国大会出場を目指して頑張ります」と夏の目標を話した。
昨夏は、男女共に前年を超えることができなかった。男子は、全国大会を目前に、女子は東海大会を目前に敗れた。今年は、そのリベンジを果たし、その先の舞台へと進む。まずは、男女揃って県のベスト4以上に入り、東海大会へ。そして、東海大会を勝ち抜き、男女揃っての全国大会出場という快挙に挑戦する。

