令和6年9月28日に行われた『第30回静岡県中学校新人陸上競技大会』において、男子棒高跳で優勝を果たした京極篤輝くん(入野中2年)。県内では、今夏の全国大会に最も近い選手の一人だ。

全国大会でメダルを獲りたい。

京極篤輝/入野中学校陸上競技部

令和6年9月28日に行われた『第30回静岡県中学校新人陸上競技大会』において、男子棒高跳で優勝を果たした京極篤輝くん(入野中2年)。県内では、今夏の全国大会に最も近い選手の一人だ。

陸上競技を始めたのは、中学校に入ってから。3歳上の兄が陸上競技をやっていたこともあり、陸上競技部に入部した。兄と同様に短距離の選手を目指すかと思われたが、兄の友人の勧めで棒高跳を選択。やってみると面白く、のめり込んでいった。昨年の6月にオープン参加ではあるが初めて大会に出場。記録は2m90cm。ここがスタートラインとなった。その後も練習に励み、記録を伸ばしていくと、昨年の夏季大会で東海大会出場を果たした。そして、9月の県新人で3m80cmを跳び、優勝。県の頂点に立った。翌月に行われた『第78回浜松市民スポーツ祭』でも4m00cmを跳び優勝。優勝したことよりも初めて全国標準記録を突破した喜びの方が大きく、今夏の全国大会出場が手に届く位置にあることを実感できた。

学校には棒高跳の設備がないため、週に3日、湖西市にあるAPVCで練習に励んでいる。「跳躍にもスピードは必要ですし、リレーのメンバーでもあるので、クラブのない時は部活で練習しています」と話すように、ほぼ毎日練習に明け暮れている。「負けず嫌いなので、自分の記録を超えられなかった時はスゴくへこみます。ただ、それが跳躍に影響してしまうので、メンタルは鍛えないとと思っています」と今後の課題を口にした。

今後の目標を尋ねると、「まずは昨年届かなかったので、今年こそ全国大会に出場したいです。そして、そこでメダルを取るためにも、あと50cm以上は跳べるようになりたい。そして、棒高跳だけでなく、リレーで東海大会に出場できるように頑張りたいです」と話した。強欲に、そして貪欲に、さらなる高みへと跳び上がる。


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