浜北北部中学校が今季初の優勝飾る
第5回聖隷クリストファーカップ中学校女子ソフトボール大会
平成27年1月31日に、『第5回聖隷クリストファーカップ中学校女子ソフトボール大会』が、聖隷クリストファー高校ソフトボール場にて開催された。
この大会は同校のソフトボール専用グランドの完成を記念して行われる大会。年明け最初の大会、さらには冬のトレーニングの成果を試す大会として位置づけされており、選手のモチベーションは高い。参加したのは、北星中学校、北浜中学校、三ヶ日中学校、曳馬中学校、細江中学校、湖東中学校、浜北北部中学校、そして佐鳴台中学校と北部中学校の合同チームの計8チーム。
そんな中、一回戦を勝ち上がり、準決勝に進出したのは、新人戦浜松地区大会の優勝チームで、今大会でも優勝候補筆頭の佐鳴台・北部中合同チーム(以下佐鳴台・北部)と、三ヶ日中、曳馬中、浜北北部中の実力派4チーム。
準決勝第一試合は、佐鳴台・北部と三ヶ日中の対戦。堅い守りを武器に完封で勝ち上がってきた三ヶ日中に対し、佐鳴台・北部は剛腕エースが圧巻のピッチング。こちらも完封で準決勝に進んできた。
この試合でも佐鳴台・北部のエースのピッチングが冴えわたる。重くて速い速球を武器に凡打の山を築き上げ、三ヶ日中に得点を許さない。一方、エースを怪我で欠く三ヶ日中はピッチャー陣が打ち込まれ4失点。結局4対0のスコアで佐鳴台・北部が勝利。“浜松ナンバーワン”の呼び声高い佐鳴台・北部のエースが、その力をいかんなく見せつけた試合となった。
準決勝第二試合は、曳馬中と浜北北部中との対戦。共に好投手を抱え、守備力も秀でたチーム同士。新人戦の市内大会で対戦し、曳馬中が勝利。さらにこの両チーム、西部大会でも対戦。この時には浜北北部中が勝利した。もはや“因縁のライバル”対決と言っても過言ではない。
試合は一点を争う好ゲームとなったが、少ないチャンスをモノにした浜北北部中が3対1で曳馬中を下し決勝進出。チャンスを作った曳馬中だったが、あと一本が出なかった。
決勝戦は“大本命”の佐鳴台・北部と接戦を勝ち上がってきた浜北北部中との対戦。
佐鳴台・北部のマウンドには、これで三連投となる剛腕エースが上がる。しかしながら三連投の疲れからか、制球がなかなか定まらない苦しいピッチング。それでも浜北北部中打線を二回まで無失点に抑えてきたが、1点をリードした三回に浜北北部中打線につかまる。ストライクを取りにきた甘い球を狙い撃ち。長短打を織り交ぜ、この回5点を奪い逆転に成功。
試合の流れを一気に引き寄せた浜北北部中が、その後も試合を支配し続け、6対1で勝利。優勝を果たした。
キャプテンの小木さつきさんはこう話す。
「新チームになってから優勝がなかったので、本当に嬉しいです。これからも“明るく・楽しく・元気よく”をモットーに練習に励んで、三年ぶりの全国大会出場を目指したいです」
新人戦県大会で3位に入るなど、好成績を残している浜北北部中だが、新チームになってからはこの大会での優勝が“初”の優勝となった。
これは間違いなく、彼女たちの“成功体験”。「努力の先に成功がある」と実感した彼女たちは、この夏どんな活躍をするのだろうか。ただただ、楽しみである。
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