令和6年5月26日から行われた『第38回静岡県小学生男子ソフトボール大会』において初優勝を果たした北クラブソフトボールスポーツ少年団。クラブ史上初となる全国大会への切符を掴み取った。
チーム全員で掴んだ初の全国大会。
北クラブソフトボールスポーツ少年団
令和6年5月26日から行われた『第38回静岡県小学生男子ソフトボール大会』において初優勝を果たした北クラブソフトボールスポーツ少年団。クラブ史上初となる全国大会への切符を掴み取った。
全国を目指した北クラブの初戦の相手は、静岡ジュニアソフトボールクラブ(静岡)。試合は、1点リードで迎えた終盤にピンチを招き、一打逆転の場面。外野まで飛んだ打球をセンターがスーパーキャッチ。最後まで全員で粘り強く守って1対0で勝利。初戦突破を果たした。「ピンチの場面でもバックが助けてくれて、乗り切ることができました。あの一勝はとても大きかったですし、チームの雰囲気もすごく良くなりました」とキャプテンでエースの植田隼人くん(中部小6年)は話した。この一勝で大きな自信を得た北クラブは、2回戦でも駿河アウルス(清水)に5対3で競り勝ち、準決勝に進出。準決勝の相手は、赤佐四区ソフトボールクラブ(浜北)。3対6と3点を追いかけた3回裏に武器である打線が爆発。一挙9得点のビッグイニングを作り、逆転に成功。12対8で赤佐を下して決勝に駒を進めた。
決勝の相手は、静岡葵ソフトボール(静岡)。ここでも自慢の打線が火を吹く。2点ビハインドで迎えた2回裏に10得点を挙げると、3回裏にも6点を追加。最後の守備を無失点に抑え、16対2で大勝。逆転コールド勝ちを収めて大会初優勝を飾ると共に、全国大会初出場を決めた。
8月3日から埼玉県で行われた全国大会では、勝利こそ挙げられなかったが、「全国大会は、県大会とは雰囲気が違っていてすごく緊張しました」と園田紗久さん(中部小6年)。それを体感できたこと、そこまで勝ち上がれたことは、今後の大きな財産となる。また、柔道との二足の草鞋でプレーする渡邉晃絆くん(中部小6年)は、「中学に入ったら柔道をメインにやっていくつもりです。ただ、ここで多くのことを学べましたし、何よりも楽しい。最後までこの仲間たちと全力でプレーしていきたいです」と話した。
中学生になれば、野球をやる選手もいれば、ソフトボールを続ける選手、別の競技に挑戦する選手など道は様々。これまで共に過ごしてきた仲間たちとプレーできるのも残すところあと半年。この半年をより濃いものにし、一生涯の財産として次の道へと歩み始める。