浜松開誠館中学校がリベンジを果たし優勝。
第34回中日旗争奪西部地区中学生新人バスケットボール大会
令和元年11月2日から4日間に渡って行われた『第34回中日旗争奪西部地区中学生新人バスケットボール大会』。昨年までは、各地区の新人戦を勝ち上がった16チームで行われていたが、今年からレギュレーションが変更。雄踏中学校をメイン会場に行われた男子の部では、西部地区の68チームが出場。西部王者の座と、上位4チームに与えられる県大会への出場権を争った。
県大会出場を決め、準決勝まで勝ち上がってきたのは、浜松地区新人戦で優勝を果たした第1シードの浜松学院中学校と、準優勝で第2シードの浜松開誠館中学校、第4シードの南陽中学校、そして、準々決勝で第3シードの東部中学校を下した細江中学校の4チーム。
準決勝第一試合は、浜松学院と南陽が対戦。試合は、浜松学院が常に先行する展開。高い技術を武器に主導権を握る。南陽も精度の高いシュートを武器に攻撃を組み立てるも、終始ペースを握り続けた浜松学院が69対41で南陽を退け、決勝進出を決めた。
準決勝第二試合は、細江と開誠館の一戦。試合序盤は細江が奮闘。スピードを活かした攻撃を軸に開誠館に食らいつく。16対14と開誠館が2点をリードして第1ピリオドを終える。しかし、トランジションゲームを真骨頂とする開誠館が第2ピリオドからギアを上げる。細江も必死に食らいつくものの、徐々に点差を離され、75対59で開誠館が細江を振り切り、決勝へと駒を進めた。
決勝戦は、浜松地区大会と同じく、浜松学院対開誠館となった。浜松地区大会では、79対61で浜松学院が勝利している。
ファーストゴールは浜松学院。フリースローを皮切りに連続ポイントを挙げる。しかし主導権を握ったのは、リベンジに燃える開誠館。粘り強い守備で浜松学院のインサイドを封じると、一気に試合の流れを手繰り寄せる。インサイドで勝負できなくなった浜松学院は、アウトシュートで応戦するも、精度を欠き、得点がストップ。13対5と開誠館リードで第1ピリオドを終えた。第2ピリオドに入っても開誠館の勢いは止まらない。力強いドライブで突破口をこじ開け、ゴールを量産。浜松学院も徐々に得点を奪えるようになったものの、27対17と開誠館が10点をリードして試合は後半戦へ。
後半に入っても、開誠館がリードを広げる。第3ピリオドには、15点差をつけ、試合を決めにかかる。このままでは終われない浜松学院は、オールコートディフェンスから終盤怒涛の追い上げを見せ、残り2分で5点差まで詰め寄った。1ゴール許すも、すぐさま3ポイントを沈め、4点差。流れは浜松学院に傾きかけていた。ここで開誠館がタイムアウト。残り時間は58秒。次の1ゴールが勝敗を大きく左右する。時間を最大限に使いながら、大きな1ゴールをもぎ取った開誠館が、このまま最後まで逃げ切り、53対43で浜松学院を下し、優勝。浜松地区新人戦でのリベンジを果たし、大会連覇を達成。開誠館、浜松学院、細江、南陽の4チームが1月の県大会に出場する。
また、同日別会場で行われた女子の部でも、開誠館が優勝を果たし、2年連続でのアベック優勝を飾った。このほか、浜松学院、北部中学校、浜北北部中学校の4チームが県大会に出場する。
なお、優勝した開誠館は、年末に行われるジャパンカップU14への出場権を獲得。男子は、昨年のリベンジを、女子は連覇を果たし、初のアベック優勝を目指す。
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