浜松ブルーベアーズが
3年連続3度目の全国大会出場。
全日本中学生男女ソフトボール大会
平成24年に、浜松地区唯一の中学生男子ソフトボールチームとして発足した『浜松ブルーベアーズ』。
平成27年春に初の全国大会出場を果たすと、その後は、3期連続で全国大会に出場。昨夏は、全国3位という成績を収めた。
新チームとなった昨秋。5季連続での全国大会を目指したが、富士ジュニアソフトボールクラブに0対9(ノーヒットノーラン)と惨敗。
その悔しさをバネに練習でレベルアップを図り、迎えた夏の全国大会を懸けた決定戦では、1対0で富士ジュニアに勝利。リベンジを果たすと共に、3年連続3回目となる『全日本中学生男女ソフトボール大会』への出場権を獲得した。
8月12日からセレッソスポーツパークで開催された全国大会では、初戦で“昨年の覇者”長崎KSCと対戦。
昨年は、準決勝でこの長崎に敗戦。選手たちはリベンジに燃えていた。
試合は、4回表にエースで4番の佐藤玲弥くん(磐田東中学2年)のホームランで先制するも、6回裏に1点を失い、同点とされる。迎えた最終回。ここでも佐藤くんが2打席連続となるホームランを放つ。4番のひと振りで勝ち越したブルーベアーズは、最後の長崎の攻撃を無失点で切り抜け、2対1で勝利。昨年のリベンジを果たした。
大会は、準々決勝で高松ALLに敗れ、ベスト8に終わったものの、選手たちの表情は充実感に満ちていた。キャプテンの新村健人くん(丸塚中学3年)は、
「3年連続で全国大会に出たのは、自分たちの代が初めて。それは誇りに思っています。全国大会では、ベスト8という結果でしたが、昨年負けた長崎に勝てたので、とても嬉しかったです」と話してくれた。
新チームでも主軸を担う佐藤くんは、これからについてこう話す。
「3年生が抜けて、戦力的にはかなり厳しくなります。これまで以上に自分がチームを引っ張るという強い気持ちを持って戦っていきたい」
浜松市ソフトボール協会のバックアップを受けて設立してから今年で5年目。
その間に春夏通算5回の全国大会出場を果たしてきたが、現在の団員は15名。3年生が抜けた新チームは、11名と団員不足の解消が急務となっている。部活動と両立しながらソフトボールを楽しめる環境を提供してきた同チーム。これからもソフトボールの火を絶やすことなく輝いてほしい。