細江中学校が26年ぶり
秋の県大会3位。
細江中学校 ソフトボール部
『中学校新人総合体育大会』の浜松地区予選では、準々決勝で浜北北部中学校に敗れ、浜松7位で西部大会へ進出。
西部大会では打線が爆発。
初戦の御前崎中に対し15点(15対0)を奪うと、2回戦で、“夏の県王者”佐鳴台・北部中合同チームと対戦。ここでは9点(9対2)を奪い、準々決勝進出。
準々決勝では原野谷中に敗れたものの、県大会出場を懸けた順位決定戦で再び打線が爆発。
浜岡中相手に大量13点(13対0)を挙げ、県大会出場を決めた。
県大会での初戦の相手は錦田中学校。
ここでは安定した試合運びを見せ、3対0で快勝。
続く準々決勝では、静岡南中学校に9対2と危なげなく勝利し、準決勝へと進出した。
東海大会出場権の懸かる準決勝の相手は、“西部王者”浜北北部中。
緊張からか、細江中は本来のプレーができず、初回に一挙8失点。
その後は互角の戦いを見せたが、最後まで浜北北部中の牙城を崩せず、1対9で敗戦。
東海大会進出は逃したものの、“県大会3位”という、新人戦では26年ぶりの快挙を達成した。
松島監督はチームについてこう話す。
「今年のチームは15名のうち経験者が1人だけ。ほぼ全員が中学に入ってからソフトボールを始めた子ばかり。それでも、元気で明るく前向きな子が多いためか、自分たちで何をすべきか話し合い、それをこなすことで力を付けてきました。市内7位から始まっての県で3位ですので、勝負強さは持っていると思います。この結果に満足することなく、もっと上を目指していきたいと思います」
キャプテンの戸羽なぎささんは、「新人戦は運が良かったこともありますが、チャンスをしっかりとモノにすれば結果に繋がることもわかり自信になりました。走力など課題は多いですが、ひとつずつしっかりと克服して、3季連続で県大会に出場できるよう頑張っていきたいです」と話す。
次の大会は、2月に始まる『ウィンターチャレンジカップ』。
この大会の県大会優勝チームは全国への切符を手にする。
まずは市内3位に入り、県大会出場を目指す。
彼女たちの“夢”はまだ始まったばかり。
“初心者軍団”の本当の戦いはこれからだ。