普段の練習で意識しているのは判断の速さ。技術だけではなく、スペースを見つける視野、フリーになるための動きを徹底し、誰が試合に出場しても同じサッカーができるための素地を築く。

自分たちのサッカーを貫き、頂を目指す。

神明中学校サッカー部

新人戦の磐周地区大会で準優勝、西部大会では7位となり、県大会に出場した神明中学校サッカー部。現在は部員30名で活動している。

「自分たちが主導権を握るポゼッションサッカーを目指しています」と話すのは前田監督。「小学生の時に、足元の技術を大切に指導していただけている田原FC出身の選手が多いので、中学でも足元の技術を大切にしています。固定メンバーで戦うのではなく、メンバー全員で戦い、応援していただける方が観て楽しいサッカーを志向しています」

普段の練習で意識しているのは判断の速さ。技術だけではなく、スペースを見つける視野、フリーになるための動きを徹底し、誰が試合に出場しても同じサッカーができるための素地を築く。

キャプテンで、県トレセンのゴールキーパーを務める永井暢くんに話を聞いた。「新人戦で見えた課題は、決定力と相手よりも先に動く力。集中力を保ってシュート練習に取り組むこと、全員が判断速度を上げること。普段からみんなで試合を意識して、練習に取り組んでいます」

新人戦では、「勝ちを意識するあまりロングボールに頼ってしまった」(前田監督)との反省から、本来の自分たちのサッカーを見つめ直す冬となる。

現2年生は、昨年の1年生大会で県準優勝に輝いた黄金世代。「夏には磐周地区優勝、県ベスト4を目指します」(永井くん)。自分たちのサッカーを貫く覚悟だ。



堀内土木

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