令和4年11月3日から始まった『第37回中日旗争奪西部地区中学生新人バスケットボール大会』。女子では、丸塚中学校と浜松開誠館中学校が決勝に進出。開誠館が昨年の雪辱を果たし、3年ぶりに王座に返り咲いた。
開誠館中学校が、昨年の雪辱果たす。
令和4年11月3日から始まった『第37回中日旗争奪西部地区中学生新人バスケットボール大会』。舞阪総合体育館をメイン会場に行われた女子の部には、西部地区の68校が出場。上位4校に与えられる県大会への出場権と、今季初の西部王者の座を争った。
県大会を懸けた準々決勝では、第4シードの西部中学校が周南中学校に敗れたものの、第1シードの丸塚中学校が浜北北部中学校に(67対55)、第2シードの浜松学院中学校が南部中学校に(65対51)、第3シードの浜松開誠館中学校が掛川東中学校に(77対40)勝利。順当にシード校が準決勝へと駒を進めた。
準決勝第1試合では、浜松王者の丸塚と磐周王者の周南が対戦。勢いに乗る周南に苦戦するも、最後は底力を見せた丸塚が、53対48で周南を退け、2年連続での決勝進出を決めた。
準決勝第2試合は、開誠館と浜松学院の一戦。浜松地区新人戦でも対戦した両校。その時は、浜松学院が59対54で勝利している。しかし、ここでは開誠館が試合の主導権を握り、40対26で勝利。地区新人でのリベンジを果たし、決勝へと駒を進めた。
昨年と同カードとなった決勝戦は、大会連覇を狙う丸塚対王座奪還を目指す開誠館の一戦。実力伯仲の両校の対戦。拮抗した試合展開が予想されたが、序盤から形勢が傾く。高さで優位に立つ開誠館が、インサイドを軸にゴールを量産。守っては、丸塚の攻撃を封じ、第1ピリオドを14対0で終える完璧な立ち上がりを見せ、開誠館が試合の主導権を握った。第2ピリオドに入り、徐々に丸塚のディフェンスがハマり始めると、丸塚が徐々に盛り返し始める。しかし、点差を縮めるまでには至らず、25対9と開誠館が大きくリードして前半を終えた。後半に入り、巻き返しを図りたい丸塚だったが、開誠館が要所をしっかりと締め、試合の流れを譲らない。最後まで集中力を保ち、試合をコントロールした開誠館が56対34で丸塚を下し、3年ぶりに西部王者に返り咲いた。
同日程で行われた男子の部では、第1シードの浜松学院中学校と第3シードの新居中学校、第4シードの浜松開誠館中学校、そして、準々決勝で第2シードの浜北北部中学校を下した東部中学校がベスト4に進出。県大会への出場権を獲得した。
準決勝では、浜松学院が開誠館に63対52で、新居が東部に60対45で勝利を収めて決勝に進出。決勝では、浜松学院が新居を65対45で下し、5年ぶりに優勝を果たした。
最終順位は、女子では、浜松開誠館中学校が優勝、準優勝が丸塚中学校、3位に周南中学校、4位に浜松学院中学校となった。男子では、優勝が浜松学院中学校、準優勝が新居中学校、3位に浜松開誠館中学校、4位に東部中学校となり、浜松からは7チームが1月の県大会に出場した。
令和5年1月14日に静岡市で開催された県大会。女子では、開誠館が静岡大成中学校(中部3位)、門池中学校(東部4位)に勝利。準決勝進出を果たした。このほか、丸塚は東海大静岡翔洋中学校(中部2位)、長泉中学校(東部2位)に、浜松学院が常葉大常葉中学校(中部1位)、沼津第五中学校(東部3位)にそれぞれ勝利し、準決勝に駒を進めた。
男子では、浜松学院が榛原中学校(中部3位)と長泉中学校(東部4位)に勝利。浜松(西部)勢では、唯一準決勝進出を果たした。
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