開成中学校が接戦を制し
優勝を飾る。
第35回 全日本少年軟式野球大会
浜松ブロック大会
平成30年4月7日と8日の2日間にわたって、浜北球場をメイン会場に『第35回全日本少年軟式野球大会』のブロック大会が開催された。
2月から各支部にて予選が行われ代表8校が出場。上位2校のみに与えられる県大会への出場権を懸けて熱戦が繰り広げられた。
ベスト4に進出したのは、高台中学校と開誠館中学校、開成中学校、中郡中学校の浜松支部の4校。
県大会出場を懸けた準決勝第一試合は、高台中学校と開誠館中学校が対戦。
両チームともエース左腕が先発。両エースの好投もあり、3回が終わって両チーム無得点。試合が動いたのは4回表。高台は先頭打者が内野安打で出塁すると、相手のミスと送りバントでワンアウト2塁、3塁のチャンスを作ると、内野ゴロの間に1点を先制。早く追いつきたい開誠館はその裏、四球と連続ヒットでワンアウト満塁のチャンスを作り出すものの、後続がピッチャーゴロのダブルプレーに終わり、得点を奪うことができない。試合はそのまま最終回へ。三者凡退に終わった高台に対し、開誠館は先頭打者が四球で出塁。送りバントなどでツーアウトながらランナーを3塁まで進めると、内野安打で1点を奪い同点に追いつく。特別ルールとなった延長戦では、2点を挙げた高台に対し、開誠館はあと一歩及ばず。結局3対2で高台が開誠館を下し、県大会出場を決めた。
続く準決勝第二試合は、開成中学校と中郡中学校の対戦。
1回表に開成が3連打で1点を奪い試合の主導権を握るものの、中郡は3回裏に連続ヒットで1点を返す。4回の表に開成が1点を勝ち越すと5回表、開成の3番打者がこの日2本目となる長打で1点を追加。3対1と開成が2点をリードしたまま最終回へと進む。開成は、3番打者のこの日3本目の長打などで3点を挙げ試合を決めたかと思われたが、その裏、中郡が脅威の粘りを見せる。ヒットとエラーでノーアウト1塁、2塁のチャンスを作ると、1番打者がホームランを放ち2点差に詰め寄る。さらに四球とヒットなどで満塁のチャンスを作るが、最後は開成エースが粘りの投球を見せ、6対4で開成が逃げ切り、県大会出場を決めた。
決勝戦は高台中学校と開成中学校が対戦。
この試合ではともにエースが投げられないため、控え投手が先発。打撃戦になるかと思われたが、両投手の好投、さらにはバックの堅い守備などがあり、緊迫した投手戦となった。
均衡が破れたのは4回裏。開成先頭の3番が右中間を破る2塁打で出塁すると、4番がレフトオーバーの2塁打で続き1点を先制。5回はともに無得点に終わり、6回表。先頭がヒットで出塁した高台は、小技を絡めチャンスを作ると、内野ゴロの間に生還し1点を返すことに成功。1対1のまま最終回を迎えた。三者凡退に終わった高台に対し、開成は先頭打者が四球を選び出塁。バントでランナーを2塁に進めるもツーアウト。延長戦がちらつき始める。ここで開成が放った打球は左中間を真っ二つ。2塁ランナーが生還し「サヨナラ」。
劇的な勝利で開成中学校が優勝を果たした。
県大会は4月29日から行われ、高台中は初戦で吉田中に1対5で敗れたものの、開成中は中川根中・本川根中合同を8対0で下すと、続く御殿場原里中を延長の末下し(9対8)準決勝進出。準決勝では優勝した御前崎中学校に惜しくも敗れた。
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