4度目の“県王者”に輝く
ミニバスケットボール浜松選抜
今年で13年目となった「浜松選抜」は、浜松地区の12チームから選ばれた15名で結成され、昨年末に始動。約3ヶ月間、週1回の練習を重ね、3月に行われた各地区の選抜チームによる『静岡県ミニバスケットボールドリームマッチ』で、見事4度目の優勝を果たした。
結成当初は、普段のチームとの違いに戸惑う選手も多かった。しかしそこは、ほとんどが県大会ベスト8に入るチームの主力として活躍している選手たち。基礎技術やコミュニケーション能力が元々高い。これまでライバルだった選手たちと刺激し合いながら、徐々にまとまりだした。
大会前から“優勝候補筆頭”と言われ、プレッシャーも大きかったが、期待通りの成果を出し、精神力の強さも見せつけた。
今年のチームの特徴は、明るさと爆発的な攻撃力。180cmを超える選手を擁する高さにくわえ、他を圧倒する技術、さらには明るさと前向きな姿勢が、“点を取られても、それ以上に取り返す”という超攻撃的なスタイルを確立させた。
チームを指揮する鈴木厚司監督はこう話す。
「やるからには優勝して終わる。これは当初から掲げてきた目標ですので、達成できて良かったと思います。また選手たちは、各チームや浜松地区全体の代表としてここに立っています。その誇りを持ってプレーするのはもちろんのこと、感謝の気持ちを忘れない立ち振る舞いを徹底してきました。これは、今後も心掛けていってほしいと想います」
この大会をもって彼らは、戦う場を中学へと移す。これからも切磋琢磨しながら大きく育ってほしいと願う。