令和4年11月27日と12月3日に渡って、湖西球場をメイン会場に行われた『第26回西部地区少年野球オールスター大会』。決勝戦は浜松支部対浜北支部という浜松対決となったが、今年も浜松支部が強さを見せつけ、10度目の栄冠に輝いた。

浜松支部が5回連続10度目の栄冠。

令和4年11月27日と12月3日に湖西球場をメイン会場で行われた「第26回西部地区少年野球オールスター大会』。これは、浜名湖支部から御前崎支部までの、静岡県西部の11支部がオールスターチームを結成し覇権を争う大会。初日は4ブロックに別れてリーグ戦を行い、各リーグの1位のチームが二日目の決勝トーナメントに進出し、『支部ナンバーワン』を決める。

準決勝第一試合は浜名湖支部と浜北支部が対戦。序盤はお互い無得点で進むも、終盤に加点した浜北が4対1で浜名湖を下し決勝へと駒を進めた。

準決勝第二試合は浜松支部Aと掛川支部の対戦。試合は初回に浜松が3点を先制するも、掛川が食らいつく展開。掛川は最終回に粘りを見せ、4対4の同点で、最終回の浜松の攻撃を迎える。ワンアウト3塁というチャンスを作った浜松に対し、掛川は満塁策を選択。この場面で浜松打者が放った打球は外野の頭を超える大飛球。ボールが外野を転々とする間に3塁ランナーが生還。浜松がサヨナラ勝ちで決勝進出を決めた。

決勝戦は浜北と浜松という『浜松対決』。試合は浜松の攻撃で「プレーボール」。先頭打者がいきなりヒットで出塁すると、盗塁でチャンスを広げる。さらに足を絡めた攻撃でランナーを溜めると、満塁からタイムリーヒットが飛び出し、この回3点を先制。早めに1点返したい浜北だが、初回の攻撃を3人で終える。2回表の浜松の攻撃を三者凡退に抑えた浜北はその裏、連打でワンアウト2塁、3塁とチャンスを迎える。次の打者が放った打球は快音を残し三塁線へと転がるが、これを浜松のサードが好捕し、ホームへ。ホームを狙った3塁ランナーは「アウト」。さらにキャッチャーがファーストへ送球すると、ファーストも「アウト」のダブルプレー。浜北は浜松の攻守の前にこの回も無得点。3回も三者凡退に終わった浜松に対し、浜北はヒットと盗塁でスコアリングポジションにランナーを送る。再び強烈な打球が飛ぶが、ここでは浜松ショートがファインプレー。この回もチャンスを得点に結びつけることができない。3回が終わって、浜松が3対0とリード。4回表の浜松は二つの四球と送りバントでワンアウト2塁、3塁のチャンス。しかしながらここは浜北守備陣が踏ん張り、追加点を許さない。試合中盤は、お互いの高い守備力が目立つ、締まった展開になるも、少しずつ浜北がペースを掴む。嫌な流れになった4回表の浜松は、二つの四球でチャンスを作ると、打ち上げた打球がファーストとライトの間に「ポトリ」。これがタイムリー三塁打となり、浜松が待望の追加点。さらにタイムリーも飛び出し、6対0と一気に優位に立つ。その裏の浜北は先頭打者がヒットで出塁するとすかさず盗塁。しかしここは浜松キャッチャーがストライク送球で「アウト」。この回、もう一度盗塁を試みるが、浜松キャッチャーが好送球を見せ、この回二つ目の盗塁死。浜北は浜松の固い守りをなかなか崩せない。完全に試合の主導権を握った浜松は6回表にも追加点を挙げ7対0と大きくリード。粘る浜北だが、6回裏の攻撃はダブルプレー、7回裏の攻撃は三者凡退に終わり無得点。試合は7対0で浜松が浜北を下し、5回連続10度目の優勝を果たした。

誰が出てきても崩れない安定した守備力、さらには攻撃時の高い集中力が浜松の強み。この大会を持ってステージは中学になる。中学で活躍する姿を楽しみにしたい。

ラッキーコール

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