浜松ブラッツが大会初優勝。

第44回選抜少年野球三ヶ日大会

第44回 選抜少年野球三ヶ日大会

平成31年4月21日と27日、28日の三日間に渡って開催された『第44回選抜少年野球三ヶ日大会』。各支部から選抜された32チームが参加し、覇権を争った。

ベスト4に進出したのは、三ヶ日フレンズに逆転サヨナラ勝ち(4対3)を収めた浜松ブラッツと、島田ウエスタンとの接戦を制した(2対1)春野ジュニアアトラス、赤佐ヤングスとの強豪対決を制し(2対1)、連覇を狙う三ヶ日ジュニアファイターズ、西奈に競り勝った(2対0)御前崎ブレーブスの4チーム。

大会最終日に行われた準決勝では、ブラッツがジュニアアトラスと対戦。序盤からブラッツが得点を重ねジュニアアトラスを一蹴。10対3でブラッツが勝利し、決勝へ駒を進めた。もうひとつの準決勝は、大会連覇を狙うファイターズがブレーブスを圧倒。8対1と力の差を見せつけ、決勝進出を決めた。

決勝戦は、スーパージュニア大会(4年生以下)で県を制した5年生が中心の浜松ブラッツと、昨年県3冠を達成した三ヶ日ジュニアファイターズという実力派チーム同士の対戦となった。試合はブラッツの攻撃で「プレイボール」。先頭打者は内野ゴロで倒れたものの、2番打者がヒットで出塁。すかさず盗塁を試みるが、ファイターズの捕手が自慢の強肩を魅せ「タッチアウト」。後続も倒れ無得点で初回の攻撃を終える。その裏のファイターズは先頭打者が倒れたものの、2番が「ホームラン」。1点を先制する。2回表のブラッツは、ワンアウトから三塁打でチャンスを作ると、ライト前ヒットで同点に追いつく。続く打者が四球となりチャンスを広げると、2塁ランナーが牽制の間に3塁へ。虚をつくセーフティーバントで追加点を狙うが、ファイターズの固い守りがそれを許さない。その裏のファイターズの攻撃。力強い打球がブラッツを襲うが、ファインプレーなどが飛び出し、結局三者凡退。3回はお互い無得点に終わり迎えた4回表。先頭打者が右中間に特大の飛球を放ち、これが三塁打となる。ワンアウトからスクイズを決め、ブラッツが2対1とリードに成功。その裏のファイターズは先頭打者がヒットで出塁すると、ツーアウトながら2、3塁のチャンスを作る。ここで三遊間を破るヒットで3塁ランナーが生還。2塁ランナーも果敢にホームに突入するが、間一髪「タッチアウト」。2対2と試合は振り出しに戻った。5回表、ブラッツはツーアウトからエラーで出塁すると、盗塁でランナーを2塁へ進める。ここで強烈な打球がショートを襲うが、セカンドが見事なカバーリングを魅せ、ホーム突入を防ぐ。ツーアウトながらランナー1、3塁。ここでブラッツの打者の打球が再び右中間へ。外野手の間を抜ける間にランナー二人が生還。4対2と勝ち越しに成功した。その後も四球や盗塁などでチャンスを広げると、虚をつく「ホームスチール」。ファイターズが冷静な守備で得点を許さなかったが、ブラッツの思い切ったプレーが会場の度肝を抜く。試合は4対2のまま最終回裏、ファイターズの攻撃も、サードの好捕などでツーアウト。最後はレフトがスーパーキャッチを魅せ「ゲームセット」。4対2でブラッツがファイターズを下し、大会初優勝を飾った。

好守ともにミスを恐れずにプレーするブラッツ。積極的にプレーすることの大切さを再認識させてもらった、稀に見る好チームだった。小学生とは思えないほどハイレベルな決勝戦となったが、その要因は紛れもなく、彼らの思いきりの良さが生み出す好プレーにあった。

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