残すは“県大会優勝”のみ
そして目指すは“新潟”
都田中学校 野球部
3年前、村木投手(現静岡高校)を擁し、“一大旋風”を巻き起こした都田中学校野球部。
今年のチームは二・三年生で“わずか”13名ながら、その時を上回る程の大活躍を見せている。
『静岡県中学選抜野球大会』では、浜松地区大会からエースの後藤祐杜くんが“圧巻のピッチング”を見せ、準決勝までの4試合全てを“完封”で勝ち上がる。
その勢いは県大会でも続き、一回戦から準々決勝まで全てで“完封勝利”。準優勝に輝いた。
『全日本少年軟式野球大会』では、自慢の投手力に“総合力”がプラス。
キャッチャーの戸田優将くんが足でかき回し、豪打の土屋貴宣くん(ショート)がランナーを帰すパターンで、得点を奪えるチームへ進化。二番バッターを務める伊藤三矢馬くん(ライト)の成長がチームの躍進を支え、今度は県大会3位に輝く。
監督の阿形先生は夏季大会への目標をこう語る。
「3年前の村木くん達のチームは、夏季大会で県大会3位になり『中部日本地区選抜大会』に出場しました。今年はその成績をなんとか上回りたいと思っています。部員が少ないうえ、激戦続きで主力に相当疲労が溜まっています。上手くコンディションを調整して、夏にはベストパフォーマンスを見せてほしいです」
今年の全国大会の会場は“新潟県”。
県大会、そして三重県で行われる東海大会を勝ち抜き“新潟”へ。
「人数が少なくても勝てる!」
彼らの活躍には、野球の醍醐味が詰まっている。