自分たちが先輩たちに憧れ、教わってきたように、次は後輩たちに憧れられる存在に。

浜松U.C.フライングカイト

昭和61年に設立された一輪車クラブ『浜松U.C.フライングカイト』。今年で35年目を迎え、浜松市内で最も歴史のある一輪車クラブだ。

一輪車競技にはフィギュアスケートのように音楽に合わせて演技をする『演技部門』と、車輪径別にタイムを競う『レース部門』があり、同クラブは全ての競技に出場。それぞれに得意分野で活躍している。中でも、演技部門では、中学生以上の部で12年連続、小学生の部で10年連続で全国大会出場を果たすなど、輝かしい成績を収める。

リーダーとしてチームをまとめ、中学生以上の選手たちを引っ張る佐藤颯星くん(浜松西高校2年)は、「技の完成度や振りの合わせなどを意識して取り組んでいます。コロナ禍、まだこのグループでは大会に出た事はありませんが、まずは11月の全国大会(ソロ部門)で、個人で入賞できるように頑張っています」と話す。佐藤くんは、中学2年時に世界大会に出場するなど国内屈指のプレイヤー。その豊富な経験を後輩たちに惜しみなく伝えていく。中尻千晴さん(神久呂中学校1年)と尾 結衣さん(高台中学校1年)は、「チームとしてももちろんですが、ペアでも全国大会で入賞したいです」と話す。二人は共に陸上部に所属。部活と一輪車の両立を目指す。

同チームでは随時体験を受け付けており、一輪車に乗れない子にも丁寧に教える。自分たちが先輩たちに憧れ、教わってきたように、次は後輩たちに憧れられる存在に。そのためにも笑顔を忘れず、これからも美しく舞い続ける。

【チーム情報】
・活動日/土・日曜日ほか(一輪車の体験:土曜日)
・活動場所/神久呂協働センター体育館ほか
・団員数/23名
・入団条件/小学生3年生以下
・お問い合わせ/http://ucfk.web.fc2.com/

関連記事