「悔いのないプレーを」
全国大会を目指す
佐鳴台中学校 男子ソフトテニス部
新人戦西部大会で準優勝を果たした佐鳴台中学校男子ソフトテニス部。
中学に入ってからソフトテニスを始めた選手ばかりだが、素直で真面目な生徒が多く、実に練習熱心。
試合では、冷静に戦況を確認し、クレバーなプレーで勝利を掴む。
チームで採用しているのは、オーソドックスな雁行陣。
雁行陣の場合、後衛の選手がゲームを作り、前衛の選手がポイントを取るのが基本だが、各ペアがしっかりと話し合いを行い、自分たちに合った戦術を練って試合に臨む。
自分たちのことを自分たちでしっかりと理解し、コントロールできることこそが、同チームの強みとなっている。
チームを引っ張るのは、主将の中村祥希くんを始めとする11名の3年生。
チームを盛り上げ、明るい雰囲気を作りだす。
「個性豊かな選手が多いので、チームが盛り上がって勢いに乗ることで、強さがさらに増す」という。
練習では、身体の軸をしっかりと感じるために、身体の中心にある“丹田”を意識し、全身を使ってボールを打つことに重点を置いてきた。
入部当初は全てが上手くいかず、「練習が辛かった」という。
それを乗り越え、毎日ラケットを振り続け、どこにも負けない練習量を積み上げてきた。
3年間の集大成となる夏季大会。
「後悔だけはしたくない」
積み上げてきたモノを出すのは“この時”。
全力プレーで全国大会出場を勝ち取る。