編集長のひとりごと

父兄にとっての最後の夏。

静岡県では代替大会が開催される運びとなった。ただ、9イニング制で行われるべき試合は7イニング制になり、20名だったベンチ入り選手数は25名でとなった。父兄のスタンド観戦は5名まで。入れ替えは可能だが、待機場所が限られる。どうやら各々が指定された駐車場の車中でじっと待つことになるらしい。テレビ中継については、ケーブルテレビが、主となる球場での試合の放送について検討中。ケーブルテレビのため、全員が視聴できるわけではない。

さまざまな意見を聞くが、代替大会の開催についてはあまりにも多くの制約があると聞く。個人的には、長時間に渡り議論を重ね、開催の判断をしてくれた静岡県高校野球連盟には感謝の意を伝えたい。

今回のジュニアアスリートプラスでは、浜松市・湖西市、全ての高校3年生を各々顔写真入りで掲載。これまでの指導者・チーム方々にも知ってもらいたいという想いから、小学校・中学校の所属チームも載せた。多くの高校生にインタビューを行ったが、みんな「甲子園がなくなった」ことには理解を示し、代替大会に向けて、前向きなコメントを残したことは印象的だった。休校期間内を有効に使った選手も多かったようで、体つきがガッチリした選手が目に付いた。代表選手へのインタビューで「野球を通して学んだことは?」との質問に対し、「挨拶・礼儀の大切さを学んだ」と回答した選手が多かったこともあるが、ほとんどの野球部の挨拶は素晴らしく、我々を快く受け入れてくれ、笑顔で対応してくれた。

多くの選手が約10年間、週末や放課後を野球に費やし、野球に情熱を注ぎ込んだ。その目標は「甲子園」。その目標である甲子園はなくなったが、部活動における目的である「人間力の向上」については、ほとんどの子が達成できているように感じる。

そして、子供の目標・夢を応援してきた親御さんにも同様の成果を求めたい。目標は「子供の甲子園出場」だったと思うが、目的は何だっただろうか。やはりそれは「野球を通して人間的に成長する」ことであろう。それは子供に対してだけでなく、親にも当てはまると、個人的には考える。自身がプレーヤーだった親御さんもいるだろうが、当然のことながら親となれば立場が変わる。子供の成長とともに、親としても成長する必要があるはずである。子供が親になった時、目標となるべき立ち振る舞いができたか、大人としての見本を、子供に見せることができたか、いま一度考えたい。高校3年生最後、多くの子は人生最後となる“真剣勝負”の場となる代替大会だが、その最後を生で観ることができない3年生の父兄もいるかもしれない。子供の野球を見続けた10年もの時間。その最期に立ち会えないとなると、正直な所、何とも言えない辛さが募る。プレーの場が与えられた子供たちよりも、見届ける場がなくなった親御さんの方が、ひょっとしたら辛いのかもしれない。そんな想いもある。

しかしながら最後、いま一度、大人としての見本を、物事を前向きに捉える姿勢を子供に見せて欲しい。部活動は「子供が自発的に行うもの」ではあるものの、それをサポートし、多くの時間を共有してきた親御さんも、間違いなく部活動の一員である。皆さんの目の前にいる子供は、皆さんの背中を見ている。皆さんの子供は、皆さんと同じ様な人間になる。それを忘れないで欲しい。

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