ターン(方向転換)時の安定性。
スポーツを行っている時、方向転換(ターン)をする回数は多く、非常に重要な動きです。特にバスケットやサッカー、バレー、ラグビーなどの球技には欠かせない動きです。ターンが上手な選手はオフェンスでもディフェンスでも活躍することができます。ターンが下手な選手はミスが増えたり、転んだり、ケガのリスクも非常に高くなります。足首の捻挫や膝の靱帯(じんたい)損傷などの簡単には治らないケガをします。
では、自分が素早く安定してターンができるかいくつかテストしてみましょう。動画でもテスト方法を説明しています。
1つ目は180度フロントターンしてランジ(ランジとは片足を前にして踏み込んだ姿勢・走る時の構え)。方法としては、[1]パワーポジションというスクワットをした姿勢をとります。[2]左足を軸に素早く前周りのターン。[3]止まる時は右足前のランジ。どうでしょうか?安定して止まれましたか?左右のターンも比べてみましょう。2つ目は180度バックターンです。[1]パワーポジションをとります。[2]左足を軸に右足を後ろに引くように素早くバックターンをします。[3]止まる時は右足前のランジの姿勢。これも左右比べてみてください。
おそらく、一番安定してできたターンが普段得意とするターンです。試合中、選手は一番安定している得意な動きを知らず知らずのうちに行っています。右しか攻めないとか、左ばかり相手に抜かれるなどの原因がこういったことであることが多いです。
どうすれば、早く安定して動けるかというコツはたくさんあります。大前提として下部体幹に力が入って骨盤が安定していることが重要です。左軸でのフロントターンを素早く回るためには、右足はターンしてランジになるまでの足の運びをとにかく最短距離で動かします。左足のすぐそばを通過するようにするということです。さらに、ターンの動き出しで左の肩甲骨を後ろに引くともっと早く回れます。ランジ姿勢になる場合に骨盤が安定していれば良いのですが、下部体幹の力が抜けて、骨盤の左側が下がってしまうと右膝は内側に入り崩れてしまいます。では左軸でのバックターンですが、動き出しは右の肩甲骨を引くとターンしやすくなります。右足の運びは最短距離で運びます。ランジ姿勢で止まる際は右の股関節・お尻の筋肉を上手く使う必要があります。使い方は野球のピッチングをした時のように体が回転している勢いをお尻で受けるようにします。当然下部体幹の安定性は必要です。
まだまだ、足の裏の使い方や腕の使い方、膝の使い方などコツはたくさんあります。
テストで崩れてしまった選手、ケガをせず試合で有利になるターンの仕方や体幹の使い方を知りたい方は、ACTIVATE GYM(アクティベイトジム)にお問い合わせください。