地域のみんなが一緒に楽しめるクラブへ。
浜松フェニックスバスケットボールクラブU15
もっとバスケットをやりたいという子供たちのために、昨年立ち上がったのが、浜松フェニックスバスケットボールクラブ。浜松市北区の子供たちを中心に、地元中学校と連携を図りながら、地域クラブとしての活動をスタートさせた。
チームのコンセプトは、楽しくバスケットができるチームであること。「クラブなので、技術を磨き、全国大会に出場する。それも良いことだと思います。ですが、我々が大事にしているのは、中学の部活が終わってから、高校に入るまでの期間に、体を動かし、仲間と一緒にバスケットを楽しめる環境。そして、部活だけでなく、もっともっとバスケットがしたいという子供たちが集まれる場所を作ることです」と代表の太田さんは話す。
練習では、平日に技術クリニックをメインとした個々の技術アップを目指し、日曜日はゲームを行い、ストレスの発散と試合勘を掴む。また、夏以降、3年生はチームに所属し、大会に出場することもできる。
練習日には、中学生の他に高校生が顔を出したり、小学生も参加したりと多くの年代が集まる。小学生では、ミニバスをやったことのない子もいれば、ポートボールをやっていて、中学でバスケットをやろうと思っている子もいる。「年代や経験に関わらず、一緒にバスケットを楽しめるチーム。幼稚園児から大人までが同じ空間で同じ競技をやる。そういった地域のコミュニケーションの場になれたらと思います」と太田さんが話すように、バスケットという競技を通して、ひとつのコミュニティが新しくでき始めている。
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