三ヶ日中学校が
 接戦を制し優勝。

第11回 聖隷クリストファーカップ

第11回 聖隷クリストファーカップ

平成28年11月26日と27日に行われた『浜松地区女子バレーボール強化練習会』。

6ブロックに分かれて行われたこの練習会の結果、最上位校の北浜中学校、浜北北部中学校、鷲津中学校、北部中学校、笠井中学校、庄内中学校の6校と、強化指定チームの入野中学校、三ヶ日中学校、北浜東部中学校、そして総務校の東部中学校と蜆塚中学校の11校が、12月11日に行われた『聖隷クリストファーカップ』への出場権を獲得した。

これは、浜松地区の女子バレーボールのレベルアップと一層の活性化を目的に、聖隷クリストファー高校が主催する大会で、今回で11回目を数える。試合は1セットマッチのトーナメント形式で行われ、決勝戦のみ3セットマッチとなる。

準決勝に進んだのは、三ヶ日中と北部中、浜北北部中、北浜中の4校。

準決勝第一試合は、三ヶ日中と北部中が対戦。

三ヶ日中がリードを保ちながら試合が進むが、北部中が粘り、接戦のまま試合が進む。終盤まで一進一退の攻防が続いたものの、最後は三ヶ日中のアタックが連続で決まり、25対23で三ヶ日中が勝利。決勝進出を決めた。

準決勝の第二試合は、浜北北部中と北浜中という“浜北対決”。

この試合も大接戦。中盤までは得点を奪い合うシーソーゲーム。お互い決め手を欠き、試合の主導権を握ることができない。するとここで浜北北部中が「タイム」。そしてこのタイムをきっかけに浜北北部中が連続得点。試合の流れを大きく引き寄せると、そのまま一気に得点を重ね、25対20で北浜中を下し、決勝へと駒を進めた。

3セットマッチで行われる決勝戦で激突するのは三ヶ日中と浜北北部中。

試合は開始直後から三ヶ日中が突っ走る。
鋭いサーブを中心にポイントを重ね、13対1と大きくリード。何とか流れを変えたい浜北北部中は必死でラリー戦に持ち込むが、ラリーでも三ヶ日中が上回り、25対5で第一セットを三ヶ日中が制す。

第二セットに入ると、今度は浜北北部中がサーブで三ヶ日中を崩すことに成功。
序盤からリードを奪うと、持ち味の高さを活かした攻撃が機能し、16対9と浜北北部中が大きくリード。三ヶ日中はここでたまらず「タイム」。このタイムで目を覚ました三ヶ日中は、やっと持ち前の“粘り強い守備”を取り戻し、点差をグイグイ縮める。しかし最後は浜北北部中の高さを止められず、25対22で浜北北部中が奪い返し、試合はファイナルセットへと入った。

ファイナルセットでは、本来の粘り強い守備を取り戻した三ヶ日中が主導権を握り、13対9と三ヶ日中リードでコートチェンジ。
このまま三ヶ日中ペースで進むかと思われたが、中盤に入り、ここでも浜北北部中の高さが爆発。
徐々に点差を詰めると、遂に22対22と追いつくことに成功。三ヶ日中を追いつめる。
ここから三ヶ日中はエースにボールを集め連取すると、最後はサービスエースが決まり、25対22で三ヶ日中がこのセットを奪い、セットカウント2対1で三ヶ日中が優勝を果たした。

新チームとなり約半年。順調にチーム作りが進んでいるチーム、少し時間が掛かっているチーム、さまざまなチームを見ることができた。

ただ大事なのはこれから。

「伸びていない時に諦めない」チームこそが夏に笑うことができる。

チャンスは全員に“ある”。

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