浜松開誠館中学校が大会3連覇を達成。
第35回中日旗争奪西部地区中学生新人バスケットボール大会
令和2年11月3日から4日間に渡って行われた『第35回中日旗争奪西部地区中学生新人バスケットボール大会』。雄踏中学校をメイン会場に行われた男子の部では、西部地区の66チームが出場。西部王者の座と上位4チームに与えられる県大会への出場権を争った。
県大会出場を決め、準決勝まで勝ち上がってきたのは、浜松地区新人戦で優勝を果たした第1シードの浜松開誠館中学校と、準優勝で第2シードの丸塚中学校、第3シードの浜松学院中学校、第4シードの与進中学校の4チーム。シード校が順当に勝ち上がる形となった。
準決勝第一試合は、開誠館中と与進中が対戦。試合は、序盤こそ拮抗していたが、次第に開誠館中が主導権を握り、20対11と9点をリードし、第1ピリオドを終える。しかし、第2ピリオドに入ると与進中が逆襲。インサイドで1年生センターが奮起し、攻撃にアクセントを加えると、得意の足を使った速い攻撃が爆発。一気に点差を詰め、30対30と同点に追い付いた。
後半に入ると今度は開誠館中のセンターが躍動。きっちりとインサイドの守備を修正すると、攻守に渡りチームを牽引。リバウンドを確実に拾えるようになった開誠館中が与進中を突き放し、62対49で勝利。大会3連覇に王手を掛けた。
準決勝第二試合は、浜松学院中と丸塚中の一戦。序盤からリベンジに燃える浜松学院中が試合を優位に進める。30対19と11点をリードし、試合は後半戦へ。
後半に入ると丸塚中が浜松学院中に追いすがる。オールコートディフェンスで相手の自由を奪うと、浜松学院中は焦りからミスを連発。丸塚中が次々に得点を重ね、41対38と3点差にまで迫って最終ピリオドへ。最後まで一進一退の攻防が続いたが、浜松学院中が最後は競り勝ち、61対55で勝利。決勝へと駒を進めた。
決勝戦は、3連覇を目指す開誠館中と3年ぶりの王座奪還を目指す浜松学院中の一戦。試合は、時間が経つに連れて開誠館中の技術の高さとインサイドでの強さが際立つようになる。前半こそ31対22と9点差で試合を折り返したものの、後半に入るとその差は一気に開いていく。
開誠館中は、ガードが中と外を上手く使い分けながらゲームをコントロール。ゆっくりと回していたかと思えば、一撃必殺のキラーパスで敵陣を切り裂くなど、抜群の判断力でゲームを掌握。的が絞れなくなった浜松学院中は守備で後手に回るとそこからは開誠館中の独壇場。守備でも浜松学院中を封じ込め、自由にボールを運ばせない。焦りとプレッシャーでシュートが入らなくなった浜松学院中を尻目に開誠館中は次々と得点を重ね、終わってみれば、70対35とダブルスコアで大勝。完勝を収めた開誠館中が大会3連覇を達成した。
また、同日別会場で行われた女子の部でも、開誠館中と浜松学院中が決勝に進出。浜松学院中が44対35で勝利を収め、4年ぶりに王座奪還を果たした。この2チームと北星中学校、丸塚中学校の4チームが県大会に出場する。
[ad]