浜松東と有玉が
決勝大会に出場。
サーラカップ2018 決勝大会
平成30年12月9日にヤマハスタジアムで『サーラカップ2018決勝大会』が行われた。この大会に出場するのは、U10(4年生以下)の選手たち。憧れのトッププレイヤーたちが凌ぎを削る舞台で、県外の強豪チームと真剣勝負ができるとあって、モチベーションは非常に高い。15回目を迎えた今年も、熱戦が繰り広げられた。
浜松地区から決勝大会に出場したのは、地区大会で優勝した浜松東サッカースポーツ少年団と、準優勝の有玉サッカースポーツ少年団の2チーム。
最初に登場したのは有玉。初戦の相手は、安城北部FC(西三河)。毎年のように決勝大会に出場している強豪チームだ。
前半4分、有玉はゴールキックから相手の背後を取り、シュート。これは、惜しくもキーパーに防がれるが、コーナーキックを獲得。ここでショートコーナーを選択し、相手の意表を突いて、シュート。一度はディフェンダーに阻まれるも、こぼれ球に反応した選手がダイレクトボレー。これが豪快にネットに突き刺さり、有玉が早々と先制した。勢いに乗った有玉は、追加点を狙う。6分には、右サイドからクロスを入れるも、これはキーパーに防がれる。しかし、安城が攻勢を強めると、7分に左サイドを崩され、失点。1対1の同点とされる。リードして前半を終えたい有玉は9分、スピードのあるフォワードがディフェンスの裏に抜け出し、シュート。キーパーに阻止されるも、こぼれ球を拾い、再びシュート。決定機だったが、枠を捉えられない。すると、10分に右サイドからのフリーキックを直接ゴールに叩き込まれ、逆転を許す。後半にも1点を奪われた有玉は、1対3で敗れ、初戦で涙を呑んだ。
浜松東の初戦の相手は、那加FC(岐阜)。前半2分、浜松東は、スルーパスから抜け出し、キーパーと1対1になると、これをきっちりと決め、早々と先制に成功する。波に乗った浜松東は、4分にもスルーパスで相手の背後を取ってゴール。2対0とリードを広げる。すぐに1点を返されたが、1点をリードして、試合は後半戦へ。後半に入ると、攻撃に転じた相手の圧力に押し込まれる。すると後半3分に、ロングシュートで相手に得点を許し、2対2の同点とされる。その後は、互いに譲れない両チームが、勝ち越し点を目指して一進一退の攻防。均衡が破れたのは、後半10分。浜松東が、右サイドから中央、左サイドと流れるようなパスワークでペナルティエリア内に侵入すると、ここで相手が堪らずファール。PKを獲得した。これをきっちりと決め、浜松東が3対2と勝ち越しに成功。しかしその直後、今度は浜松東がペナルティエリア内でファールを取られ、PKを与えてしまう。絶体絶命のピンチを救ったのは、守護神。見事PKをストップし、このピンチを脱すると、最後まで全員で守り切った浜松東が3対2で勝利。激闘を制し、2回戦へと駒を進めた。
続く2回戦では、優勝した名古屋グランパスU10(西三河)に敗れたものの、強豪相手にも諦めない勇姿を見せた。
レギュレーションの変更で、浜松地区からの参加が2チームとなった同大会。その分、中部や東部からチームが参加。普段対戦することのないチームとの試合は、彼らに大きな刺激を与えたに違いない。彼らのサッカー人生はまだまだこれから。この先も、存分にサッカーを楽しみ、互いに切磋琢磨しながら、大きな目標に向かって走り続ける。
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