新居中学校が
盤石の優勝。
平成30年度西部中学校
新人バレーボール選手権大会
平成30年10月28日と11月3日の2日間にわたって行われた『平成30年度西部中学校新人バレーボール選手権大会』女子の部。西部地区の75チームが出場し、上位8チームに与えられる県大会出場枠を争った。
県大会出場チームが決まる大会一日目。浜松地区1位の新居中学校は、他を寄せつけない圧倒的な力の差を見せつけ、ラクラクとベスト8進出。地区2位の三ヶ日中学校は、三回戦で磐田第一中学校に苦戦するもベスト8へ駒を進めた。地区3位の笠井中学校は、四回戦で浜岡中学校にデュースに持ち込まれるもこのセットをモノにしベスト8進出。地区4位の光が丘中学校、同5位の鷲津中学校、同6位の浜北北部中学校、同7位の西遠女子学園中学校のほか、天竜中学校、高台中学校は、ベスト16で敗退し、惜しくも県大会出場を逃した。
大会二日目となる準々決勝。第1シードで優勝候補筆頭の新居中は25対16、25対11と菊川東中学校を一蹴。準決勝進出を決めた。竜洋中学校と対戦した笠井中はストレートで敗れ、順位決定戦へ。御前崎中学校と対戦した三ヶ日中は20対25、23対25で惜敗。準決勝進出は叶わなかった。
新居中は、竜洋中との対戦となった準決勝でも力を見せつけ、25対12、25対11で快勝。決勝進出を決めた。
決勝戦の相手は桜が丘中学校。第一セット序盤は一進一退の攻防。センターからワイドに攻める新居中に対し、桜が丘中はレフトからのオープン攻撃が中心。8対7と新居中が僅かにリード。中盤に入ると新居中の守備力が光を増す。相手の強烈なスパイクを次々に拾うと、それを攻撃に繋げ連続得点。13対8と点差を一気に広げる。桜が丘中は、強気なサーブを武器に必死にくらいつくが、新居中の攻撃に対応しきれず、第一セットは新居中が25対19でモノにした。
第二セットに入ると桜が丘中が反撃。エースにボールを集め、6対5とリードを奪う。しかし新居中は慌てることなく、攻撃オプションを追加。ライトからのスパイク、センターからのプッシュなど多彩な攻撃を織り交ぜ、すぐさま逆転に成功。中盤は新居中の攻撃が次々と決まり、15対11とリードを広げる。桜が丘中はエースにボールを集め状況を打開しようとするが、新居中の守備陣がすぐさまこれに対応し、主導権を渡さない。試合は、守備力、攻撃力ともに圧倒的な力の差を見せつけた新居中がこのセットも25対19で奪いストレート勝ち。盤石の試合運びで西部王者に輝いた。
順位決定戦では、笠井中が菊川東中をフルセットで下し、周南中との5位決定戦へ。ここではフルセットの末敗れ6位。三ヶ日中は周南中にストレート負けを喫したものの、菊川東中にストレート勝ちを収め7位。県大会へ出場する浜松勢は、新居中と笠井中、三ヶ日中の3チームとなった。
1月に行われる県大会。上位4チームが東海大会への出場権を獲得するこの大会、注目はやはり新居中。
全員が高い守備力を誇り、試合中の対応力も非常に高い。そしてなんといってもセンターからの攻撃は県内屈指。止めるのは至難の業といっても過言ではない。目標はもちろん“県大会優勝”。その先の東海大会での優勝も見据える。
“打倒新居中”。これが今年の各チームのテーマとなる。
チームが大きく変わる冬を迎える。最後の夏に笑うのはどのチームとなるのか。
それは日々の取り組みで決まる。
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