男子は篠原ウィンズ、女子は芳川北ワイルドキャッツが西部王者に
平成27年度シャンソンカップ西部支部大会
平成27年6月14日に、『平成27年度シャンソンカップ西部支部大会』の決勝トーナメントが、エコパアリーナにて開催された。『シャンソンカップ』は県内各所で予選が行われ、6月28日と7月5日の二日間にわたり、富士宮市民体育館にて県大会が開催される。
西部支部からは決勝トーナメントに勝ち上がった チームの出場が決定しているが、県大会での上位シードの獲得、さらには“西部王者”の称号を懸けて、小学生たちの熱い戦いが繰り広げられた。
女子の準決勝の第一試合は、新居ミニバスケットボール少年団と龍禅寺FC SKYBLUEが対戦。高さで優る新居が、試合開始直後から主導権を握り、試合を優位に進めるが、第三クオーターに入ると龍禅寺が突如目覚め、一気に同点に追いつく。試合はそのままシーソーゲームとなったが、新居が35対33で競り勝ち、決勝進出を決めた。
準決勝の第二試合は、芳川北ワイルドキャッツが、豊田を、45対16の大差で下し、危なげなく決勝進出。
男子の準決勝の第一試合は、篠原ウィンズと相生ミニバスケットボールとの対戦。高さで優る相生に対し、篠原は速攻で応戦。正確なシュートで得点を重ねた篠原が終始リードを守り、53対38で勝利。決勝へと駒を進めた。
続く第二試合は、浜北チャイルドミニバスケットボールクラブ対葵フェニックス。試合は、チャイルドが、コートを広く使ったプレーで、葵のプレスを分断することに成功。得点を重ね、大きくリードを奪う。終盤に入りチャイルドの運動量が落ちると、葵が強烈な追い上げを見せる。次々と得点を重ね「あとワンゴール」まで迫るが、ここで“タイムアップ”。39対37と接戦をモノにした浜北チャイルドが、決勝戦で篠原ウインズと対戦することになった。
女子の決勝戦は、新居対芳川北。接戦をモノにしてきた新居に対し、芳川北はここまで全て“ダブルスコア”と、圧倒的な力を見せつけ勝ち上がってきた。試合は、高さを活かして得点を重ねる新居に対し、芳川北は速攻から得点を奪う。両チームとも運動量が多く、戻りが早いため、“ロースコア”で試合が進むが、ゴール下で強さを発揮した新居が優勢のまま第四クオーターへ。
ここまで押されっぱなしで、最大9点差を付けられていた芳川北だが、ここから勝負強さを発揮。持ち前の速攻が決まりだし、残り1分で遂に逆転。27対25で優勝を果たした。
男子の決勝は、篠原とチャイルドが対戦。試合は、優勝候補の呼び声高い篠原が、序盤からゲームを支配。鋭いドライブから次々と得点を重ね、大きくリードを奪う。一方のチャイルドは、ポイントゲッターにボールを集め、逆襲を図るが、篠原の素早いプレスの前に、攻撃が単発で終わってしまう。
中盤以降、本来のプレーが出始めたチャイルドだったが、篠原は個人技でそれを打開。チャイルドのブロックをかいくぐり、無理な体勢から次々とゴールを決める。チャイルドは最後まで諦めず戦ったが、篠原の牙城は崩せず、58対34で篠原が“西部王者”となった。
蒸し暑いこの日、子供たちは三試合を戦い抜いた。最後の最後まで走り抜いた。決して諦めることなくゴールへと向かった。全ての子供たちが大きく飛躍することができた大会になったのではないだろうか。
この先も、諦めずに目標に突き進んでいって欲しいと願う。この日のプレーのように。
芳川北ワイルドキャッツ
篠原ウィンズ