三ヶ日中学校が
今季初タイトル。
第13回聖隷クリストファーカップ
平成30年11月17日、24日、25日の3日間で行われた『浜松地区女子バレーボール強化練習会』。この最終日を飾るのが、聖隷クリストファー中・高等学校で行われた『第13回聖隷クリストファーカップ』。この大会は、浜松地区の女子バレーボールのレベルアップと一層の活性化を目的に同校が主催する大会。強化練習会に参加した浜松地区の43チームが2日目に6ブロックに分かれてリーグ戦を行い、各ブロックの上位2チームが最終日に行われる同大会に出場する。大会は、午前中に1セットマッチで4チームごとのリーグ戦を行い、各ブロックの上位2チームと勝敗数の多い3位の2チームを合わせた8チームが、午後の決勝トーナメントに進出し、優勝を争った。
予選Aブロックでは、北浜東部中学校と北浜中学校が、Bブロックでは、三ヶ日中学校と都田中学校が、Cブロックでは、浜北北部中学校と笠井中学校が2位以内に入り決勝トーナメントへ。3位からは、光が丘中学校と鷲津中学校が得失点差で東部中学校を上回り、決勝トーナメントへと進んだ。
決勝トーナメントの初戦を突破し、準決勝まで勝ち上がったのは、笠井中と光が丘中、浜北北部中、三ヶ日中の4チーム。
準決勝第1試合は、北浜中を一蹴した笠井中と、鷲津中との接戦を制した光が丘中の対戦。試合は、笠井中が終盤までリードするも、土壇場で光が丘中が連続ポイントを挙げ、22対21と逆転。しかし、笠井中がここで踏ん張り、第1セットを25対23で先取する。第2セットは、後がない光が丘中が25対17で取り、最終セットへ。最終セットは、22対22からスタートする特別ルール。サーブ権を取った光が丘中が連続ポイントを挙げ、マッチポイントを迎える。しかし、ここで痛恨のサーブミス。ここから笠井中が怒涛の3連続ポイントを挙げ、26対24で勝利。決勝へと駒を進めた。
準決勝第2試合は、浜北北部中と三ヶ日中の一戦。試合は、自力で優る三ヶ日中が終始浜北北部中をリード。速攻を織り交ぜたセンター攻撃を中心に主導権を握る。対する浜北北部中は、高さで優位に立っていることもあり、何度かブロックで三ヶ日中の攻撃を止めるが、ミスも多く、得点を伸ばすことができない。結局25対16、25対14と三ヶ日中が浜北北部中をストレートで下し、決勝進出を果たした。
決勝戦は、粘り強く勝ち上がった笠井中と、危なげなく勝ち上がってきた三ヶ日中の一戦。第1セットは、互いに譲らぬ展開となったものの、終始リードを保った、三ヶ日中が25対23で先取。第2セットに入ると三ヶ日中の連続ポイントが増え始める。速攻をアクセントに多彩な攻撃で笠井中のブロックを翻弄。ブロックが機能しなくなった笠井中に対し、今度はセンターからエースが強烈なスパイクを叩き込み、試合の流れを一気に引き寄せる。何とか流れを引き戻したい笠井中は、左右のアタッカーを中心に攻撃を展開するも、焦りからかミスが増え、追いつくまでには至らず、結局、25対18で三ヶ日中が第2セットも奪い、勝利。今季初となるタイトルを獲得した。
昨夏、5年ぶりに東海大会を逃した浜松地区。今年は踏ん張りどころとなる。再び“激戦区”浜松と呼ばれるようになるかは彼女たちに懸かっている。この冬で大きく成長するのはどのチームか。夏に向けて走り続ける彼女たちに今後も注目したい。
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