浜松ブラッツが
大会初優勝。
第11回静岡県セイブ自動車学校旗
学童軟式野球大会
平成30年10月6日と7日に行われた『第11回静岡県セイブ自動車学校旗学童軟式野球大会』。各支部の予選を勝ち抜いた16チームが出場。4年生以下の大会ということもあり、試合は5イニング制。上位2チームに与えられる県大会出場枠を懸けて、熱戦が繰り広げられた。
準決勝まで勝ち上がってきたのは、接戦をモノにしてきた、浜北支部2位の浜名ヤンキースと、2試合で48得点と圧倒的な力の差を見せつけてきた、浜松支部1位の浜松ブラッツ、二回戦でサヨナラ勝ちを収め波に乗る、浜名湖支部1位の三ヶ日フレンズ、安定した試合運びを見せる、浜北支部1位の赤佐ヤングスの4チーム。
県大会を懸けた準決勝第一試合は、浜名ヤンキースと浜松ブラッツが対戦。試合は序盤からブラッツの猛攻が続き、13対2でコールド勝ちを収め、県大会出場を決めた。
続く第二試合は、三ヶ日フレンズと赤佐ヤングスが対戦。両エースの好投もあり稀に見る投手戦となったが、総合力で優る赤佐ヤングスが終盤に得点を挙げ、2対0で勝利。県大会出場を決めた。
決勝戦は、3試合で61得点と圧倒的な攻撃力を誇る浜松ブラッツと、3試合で2失点と安定した守備力で勝ち上がった赤佐ヤングスとの対戦となった。
ブラッツの先攻で「プレイボール」。試合はいきなり動く。
先頭打者がヒットで出塁すると、すかさず盗塁。送りバントでランナーを3塁に進めると、スクイズを決め、ブラッツが1点を先制した。対するヤングスはその裏、先頭打者がヒットで出塁。盗塁と送りバント、さらにはスクイズで1点。ブラッツと全く同じカタチで同点に追いついた。
2回の表、先頭打者がフォアボールを選ぶと、パスボールを盗塁でチャンスを広げる。このチャンスで二塁打が飛び出し1点を勝ち越し。なおも足を使ってチャンスを広げると、再びタイムリーヒットで1点を追加、さらにエラーの間に1点を追加し、4対1とブラッツが主導権を握る。早めに追いつきたいヤングスはその裏、先頭打者が内野安打で出塁すると、すかさず盗塁。ブラッツの守備の乱れもあり、ワンアウト1塁、3塁とチャンスを作る。ここでヤングスはスクイズを敢行するも失敗。後続も倒れ、大きなチャンスを逃した。
流れを引き寄せたいヤングスは、3回のブラッツの攻撃を0点に抑えることに成功。するとその裏、先頭打者のフォアボールを足掛かりにチャンスを作り出す。応援に一層拍車が掛かるヤングス応援席。流れがゆっくりとヤングスに傾き掛けてきた。するとブラッツはここで投手交代。速球派投手から技巧派投手にスイッチするとこれが成功。後続を抑え、無失点でこの回を切り抜けた。
こうなると試合の流れは大きくブラッツに傾く。4回表、ワンアウトからフォアボールを足掛かりにチャンスを作ると、ヒットで1点追加。さらにチャンスを広げると、内野ゴロの間に1点を追加し、6対1と点差を5点に広げる。その裏のヤングスの攻撃。マウンドには再び速球派投手が上がる。なんとか追いつきたいヤングスは必死にバットを振るが、ランナーを出すことができずに「ゲームセット」。浜松ブラッツが、赤佐ヤングスを6対1で下し、大会初優勝を飾った。
県大会へは決勝を戦ったこの2チームが出場する。どちらのチームもこの世代(4年生以下)としては高度な技術と野球脳の高さを見せた。県大会でも間違いなく活躍する。
なお、浜松ブラッツは県大会でも力を発揮し、見事優勝を果たした。
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